「『自殺』否定」の柳楽優弥 栄光と安定剤と今

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   <テレビウォッチ>俳優の柳楽優弥(18)が、薬物を大量に飲んで自殺を図った――というのだから、これはニュースだ。何があった?

大変でしょう

   初出演した映画「誰も知らない」(是枝裕和監督、2004年)で、カンヌ国際映画祭最年少の最優秀主演男優賞を受賞。以後「星になった少年」など、毎年主演映画があって、順風満帆と思われていたのだが、昨2007年末から体調を崩し、ことしはまだ作品がなかった。

   騒ぎは先週金曜日(8月28日)、柳楽が急性薬物中毒で自宅から救急車で病院に運ばれた。これで、スポーツ紙には「自殺?」の文字が踊った。

   31日のブログで、柳楽は「家族と口論して、安定剤をいつもより多目に飲んでしまい、自分で救急車を呼んだ。自殺しようとしたことはありません」と書いている。しかし、安定剤を常用していたらしいとなると、ただごとではあるまい。まだ18歳なのだ。

   2週間前のブログで柳楽はこんな風に書いていた。

   「きょうは軽く真剣なお話。ここ1年間で体調崩しちゃいました。露出が減ったのもその影響」「人は変化するし、昔の方がよかったって思ったりもする。俳優柳楽優弥は世界に1人なわけで、俺は俺らしくやっていきたいと思う」「ちょっと一時へたりになったけれど、今の俺は軽く最強だから、よろしく。人は苦労したりどん底にいたりすると、最強になるわ」

   自信とあせりがないまぜになったような。

   カンヌで賞をとったあと、「夢は?」ときかれて、「もう、かなっちゃった」と答えている。が、それは違うだろう。願う前に転がり込んできたものだった。初出場で金メダルのようなものではないか。

   吉永みち子は「ハッピーでラッキーだけど、それが基準になるから大変でしょう」

   松尾貴史も、「スポーツの記録と違って、限られた演出家によってつくられた受賞。そのご主演を続けても、鍛えなければいけないことが抜けてるのかもしれない。それで主演、主演……」

   山口一臣は、「『誰も知らない』のオーディションで、是枝裕和監督は、『演技をしない子ども』を選んでるんですよね」

   演技の達者な俳優たちのなかで、主役をはるのはきついだろう。それが安定剤につながるのだとしたら、たしかに過酷。

   宮川俊二は、「14歳からそれを考えないといけないのはつらい」

   とはいえ、常人には理解できない状況ではある。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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