2024年 4月 19日 (金)

福田退陣は「他人ごと辞任」「逆ギレ辞任」…

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   <テレビウォッチ>また、東京・永田町に『出し抜け辞任』の雷鳴が轟いた。内閣改造を終え経済対策がようやくまとまって、いざ実行に打つことで少しはドシャ降りの暮らしに秋の青空が……と期待していた矢先のことである。

何辞任と思いますか?

   いったい何故?! 3時間に及ぶ『朝ズバッ!』は福田首相のこの『出し抜け辞任』でほぼ埋め尽くされた。一夜明けたスタジオの反応は……

   まず司会のみのが、昨日(9月1日)の辞任会見直前、以前から約束していた安倍前首相との会食中の体験を披露した。目の前の安倍前首相の携帯電話が鳴ったのは19時ごろ、電話に出た本人が「えーっ」。

   そのあと30分間ほど、切っては鳴り、鳴っては切りの繰り返し。そのうち福田首相が記者会見することが分かったが、中身はさっぱりだったという。

   みのは「おそらく北朝鮮か、首相辞任、総辞職かと話していたんですが、日本の政治が動くってこういうことなんだと……」、一夜明けても興奮冷めやらずといったところ。

   で、番組は本題へ。記者会見で福田首相が「私が続けるのと、新しい人がやるのとでは間違いなく違うと考えた」という辞任理由についてのスタジオの反応。

   毎日新聞論説委員の与良正男が「自分では選挙を戦えないと思ったんですよ。選挙をやる自信がなかったんだと考えると分かりやすい……」。

   TBS解説委員の杉尾秀哉は「自分が退いたほうがうまくいくと仮に考えたとしても、党に対する説明であって国民に対する説明にはなっていない。聞いていてまったく心に響かない記者会見だった。一度も国民のことを話さなかった。それが福田政権のすべて……」と手厳しい。

   元バレーボール選手の三屋裕子も「最後の最後まで福田さんがいつも言う『国民の目線』が感じられなかった」と。

   みのが「では、今回の辞任劇は何辞任と思いますか?」の問いに。

   三屋は「『政治目線辞任』か、もしくは『ガス欠辞任』。もうエネルギーが切れちゃったのね? という感じ」。

   杉尾は「『逆ギレ辞任』。記者の『他人事のように聞こえる』に、福田さんは『そんなことはない、私はあなたと違う』と逆ギレした。民主からいじめられ、公明から引導を渡され、四面楚歌になってキレた」。

   最後に与良が「『他人ごと辞任』。やはり会見最後に福田さんが『私は自分自身を客観的に見ることができる』と言ったのは象徴的。あの人は、自分を客観的に見ることができたから辞めるのですよ。選挙には自信がない。しかし、総裁として政権を野党に渡したくないと……。だから他人事」。

   自民党には、政権担当能力がもはやないに等しいのかも……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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