各党議員とみのが激論 首相退陣「私はこう見る」
<テレビウォッチ>『朝ズバッ!』の「出し抜け辞任」報道後半、スタジオに与野党議員を迎え、激論?を交わした。
司会のみのが、まず「この辞任劇はどういうタイトルになりますか?」に。
出席した野党議員は「やるやる詐欺辞任」(民主党の山井和則)、「国民投げ捨て辞任」(社民党の福島瑞穂)、「自己チュー辞任」(共産党の小池晃)。
一方、自民党は「無責任辞任」(河野太郎)、「やはり辞任」(後藤田正純)。所属する党の総裁を「無責任」とズバリ指摘したのは面白い。
続いて、福田首相が会見で述べた「民主党の小沢代表による再三の話し合い拒否」について、みのが民主党に矛先を。
これに民主党の小宮山洋子が「民主党の責任にするのはおかしい。基本的に哲学が違うところは、話し合いではなくて民意を問うしかないですよ」と。
これに対し、みのは気色ばみながら「哲学が違うから話し合いをしない。話し合うべきでしょう。国会に出るべきです。共産党は出ていましたが……」と。
この後、9月8日告示、20日投票も検討されているという自民党総裁選の話へ。
福島が「新しい総裁が選ばれて、ご祝儀相場で解散・総選挙が早まると皆見てますよ」と水を向けると……
河野が「そんなに世の中甘くないですよ。ここで総裁、首相が変わったとしても、2度も政権を投げ出している後ですから、ご祝儀なんか出るわけがない。次の政権はきちんと経済対策をやり遂げて、今の経済の現状から脱出する道筋をつけたうえで国民の審判を……」と。
ところが山井が「ねじれ国会ですから、経済対策はできないわけですよ」と発言。
日焼けした顔の河野は顔を真っ赤にして「ねじれ国会だから経済対策ができないというのは、国民のことを考えてないから。そんなバカなことはない」と怒った。
政党の異なる政治家がテレビに2人以上集まると、いつもながらのあまり見たくない「激論」に、教養の違いなのか、キャリアの違いなのか……