2024年 4月 25日 (木)

「総裁選で盛り上げ衆院選自民が勝利」 甘い考えか

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   <テレビウォッチ>衝撃の福田辞任から1日半、総裁選の日程も決まり(10日告示22日投票)、政局はその先の解散・総選挙へと動き出した。さて勝てるのはだれか。大本命は麻生太郎幹事長だが……。

赤江:人が変わればというが…

   そこで聞きたいのは、候補に名前のでている人や党の政策や展望なのだが、この日のゲストは完全なミスキャスト。福田側近の衛藤征士郎、公明党副代表の東順治両議員は、福田辞任のおさらいと、公明党のいいわけばかりで、もう過去のこと、時間の無駄。

   評論家の伊藤惇夫は、「本命は麻生さんだが、要は小泉構造改革を継続するか、決別かがポイント」。

   テレビ朝日の三反園訓は、「野田聖子さんは、推薦人20人の確保がむずかしい。焦点は小池百合子さんがでるかどうか。小池さんは『しばらく貝になる、ノーコメント』といっている」(笑い)。「出たいわけですよ。そこで頼りが親しい中川(秀直)さん、30人くらいいますから、そこで小泉さんとの連合ができれば、ひとつの目になる」。

   さてその麻生幹事長だが、1940年生まれ。母が吉田茂の娘、幼いときから末は政治家とレールを敷かれた人だ。32歳で麻生セメント社長。青年会議所の会頭も務め、1979年衆院初当選だが、落選も経験している。マンガが大好きで、先の総裁選では秋葉原などで「おたくの星」と大人気だった。

   「最初から籠に乗る人、おぼっちゃん。そのプラスとマイナスがアンバランスで、座りの悪いことろがある」(政治評論家・浅川博忠)

   「妄言麻生」といわれるのもそのひとつ。2003年に、「創氏改名は韓国の人が望んだこと」といって大騒ぎになった。陳謝はしたが、発言の撤回はしていない。韓国、中国筋からは、早くも先行きを懸念する声も聞かれる。

   スタイルを見ていると、小泉フィーバーをねらっているようにも見えるが、「小泉さんは『自民党をぶっ壊す』とあくまで政治の話をしている。麻生さんはマンガの話はするが、政治の話で湧かしたというのはない」(作家・大下英治)という声もある。確かにそうだ。

   河野太郎議員(自民)は、「経済でも政治でも、ポジティブな話をする。日本の底力とか、引っぱっていく力はある」という。が、それが、財政出動とつながると異論が出てくる。

   三反園は、「見え見えなんですよ。総裁選で盛り上げて総選挙やれば負けないだろうと。しかし、国民はだまされないぞと見透かされている。そこを踏まえて政策論争ができるかどうかで、自民党の命運が決まる」という。

   河野議員は、「総裁選で支持率があがるはずがない」。

鳥越俊太郎は、「小泉フィーバーを伝えたあとで、いびつな結果が出たという反省がある。今回も麻生・小池なんていうと、民主党が埋没する可能性はある」。

   原口一博議員(民主)は、「メディア的な埋没より先に、高校生がアルバイトしないと学校へ行けなくなっている。今必要なのは、お祭り騒ぎではなくてスタグフレーションへの処方箋を作る議論。毎年こんなことはやめてもらいたい」。

   寺脇研は、「国民の安心。安全をだれが守ってくれるのかですよ。総選挙で投票させてくださいよ」。

   赤江珠緒は、「人が変わればというが」。

   三反園が「民主党が、麻生さんが、何をするのかがよくわからない」。

   原口議員は、「民主党は3年で補助金を全廃します」。 

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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