2024年 4月 24日 (水)

国谷キャスターが放った 「退陣」首相への一言

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   福田首相の突然の辞任表明を受けて、今回のクローズアップ現代は「何が総理を追い込んでいったのか」(国谷裕子キャスター)と辞任の真相を追究した。

1か月前 それなりの意欲を見せていた

   なにしろ福田首相は四面楚歌だった。野党が参議院で過半数を占める厳しい国会運営。辞任会見でも非協力な民主党への『恨み節』が聞かれた。されに身内の自民党からも「何を考えてるのか」「首相は何も発信しない」など公然と批判される。もっと言うまでもないが、致命的なものに、国民からの支持の「高さ」も挙げられるだろう。

   しかし、これらは今に始まったことでもない。首相周辺が明かすところでは、1か月前の内閣改造時、福田首相は政策実現にそれなりに意欲を見せていた。この1か月間で目立ったのは、連立を組む公明党との軋轢(あつれき)だったという。

   記者によれば、一番大きな違いは解散総選挙をめぐる考え方である。公明党は来年の都議会選までにできるだけ長く間を取りたい。そこで年末・年始、つまり早期の解散を希望。しかし首相は政策課題を実現しながら、タイミングを見計らっての解散を考えていた。

文   ボンド柳生
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