北の湖理事長 「逃げ回るのはカッコ悪い」
<テレビウォッチ>幕内・露鵬(28)と十両・白露山(26)兄弟の『大麻疑惑』の行方が不透明だ。相撲協会が行った抜き打ちの尿検査で2人に大麻の陽性反応が出たため、協会は直ちに警視庁に報告。警視庁は2人を任意で呼び事情聴取、関係先の家宅捜査もしたが大麻は発見されず、両力士はひとまず解放されるに至ったらしい。協会は精密検査を進めるという。
テリー伊藤が「簡易検査ではなく精密検査を終わった段階で発表するべき」と言うように、ここまでは協会が焦ったと見られても仕方ない。2人と同じロシア出身の元若ノ鵬(20)が大麻常習の疑いで逮捕されたことで動転していたのだろう。
会見に応じた露鵬は「腰を痛めて痛み止めを注射したり飲んだりした」と、それが原因ではないかと話す。が、専門家によると自らの経験では、痛み止めで陽性反応になる例はなかったそうだ。露鵬の大嶽親方は「あの子がやってないと言っているのだから」信じたいと話すが……。副流煙を吸って陽性反応が出る可能性もなくはないとされるが、露鵬はそれも否定している。
一方、白露山の親方は協会トップの北の湖理事長である。騒ぎの最中の昨日(9月3日)、サウナに出かけた理事長は、記者たちの問いかけに無言を通した。
テリーは「今回のことを重く受けとめ、正々堂々と発言すべきだ。逃げ回っているのはカッコ悪い」と語る。相撲ジャーナリストも「その場その場のいいかげんな処理で済ましてきたため、ここまで来た。理事長をやめるのは当然」と述べる。もう待ったなしである。