2024年 3月 19日 (火)

汚染米販売 「今までの食品偽装中最悪」

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   <テレビウォッチ>「『汚染米と知りつつ』どころではなくて、『汚染米を悪用して暴利を貪った』でしょう」。毎日新聞論説委員の与良正男がめずらしく番組スタッフの用意したフリップの文言にかみついた。

   食べてはいけないコメを食用として売りさばいていた三笠フーズによる汚染米問題である。『朝ズバッ!』が、広がる汚染米の恐怖を糾弾した。

   汚染米は、ウルグァイ・ラウンド合意によって輸入が義務づけられた外国産のコメのうち、カビ毒や基準以上の残留農薬で 食べられなくなったコメのこと。

   アメリカや中国、タイ、ベトナムから毎年輸入している中にこの汚染米が含まれている。政府は、食用以外の工業用の糊や接着剤用に格安で売却している。

   三笠フーズが食用として偽り転売していたこの汚染米には、発ガン性の高い、カビ毒のアフラトキシンやメタミドホス、殺虫剤成分などが含まれていた。

   三笠フーズは、この汚染米を焼酎、米菓メーカーに20倍の価格で転売、暴利を得ていた。一方、だまされて購入し原料に使っていたメーカーは今、自主回収に走りまわっており怒り心頭。

   熊本の六調子酒造の池邊道人社長は「被害甚大、断腸の思いだ。怒り心頭、血圧が上がって途中で倒れるかもしれません」と。汚染米を購入し加工・流通した業者は67社に上るという。

   で、三笠フーズの冬木三男社長だが、9月6日の記者会見で最初深々と頭を下げたものの、記者から「汚染米で作られた食品を食べたことは?」に「ボクも人間ですから、そんなもん食べれば困まるの分かりますもんね、ありません」と。とても反省しているふうには……

   スポーツプロデューサーの三屋裕子が「今までの食品偽装の中で最悪ですよ」とやはり怒り心頭。

   こういう会社・経営者は、食品市場の「土俵」から永久追放する法律でも作らないとなくならない。

文   モンブラン
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