2018年 7月 20日 (金)

ピントはずれの農水省 汚染米対策「非難の嵐」

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   <テレビウォッチ>「(この段階で)太田農水相が契約違反というのはおかしい」(川戸恵子)、「これでチェックというのは言葉の間違い」(与良正男)、「あんたんとこの部下は、何やってるんだ、と言いたい」(司会のみの)。

みの:部下は何やってるんだ

   汚染米を偽って食用に転売していた三笠フーズ(大阪市)。その三笠フーズを2004年から96回も調査していながら見破れなかった農水省のずさんなチェックに『朝ズバッ!』出演者はあきれ、口々に非難した。

   日本人にとってコメは、一粒でも無駄にするなと教えられ、昔から命をつなぐ最も大事な糧。三笠フーズは、その大事な正規米に汚染米を混ぜて売っていたことも明るみに出ている。

   その被害は日を追うごとに広がり、清酒業界にも。三笠フーズの関連会社「辰之巳」から仕入れた熊本の「美少年酒造」は、事件発覚後仕入先に再三問い合わせたが返ってきた答えは「事故米は含まれていません」だった。しかし、実際は違った。

   緒方直明社長は「裏切られた。法的措置を取りたい」と怒る。「ブランドイメージが壊れるのが一番心配」と、出荷済みの清酒、8種類3万本を自主回収、タンクに残る38万本の出荷をストップしたのだから当然だ。

   これほどまで被害が拡大しているのになぜ見破れなかったのか?最大の原因は、人手が足りないのではない、農水省のずさんな検査手法。

   なにせ、04年から08年まで合計96回、多い年で32も調査しながら分からなかった。しかも07年1月には不正の告発があったにもかかわらず見破れなかった。

   その調査のやり方は、番組によると事前に調査日を通告、汚染米を工業用糊の原料に加工する作業を目視。他は、販売量と在庫量を帳簿でチェックするだけだった。

   そんな中で農水省は三笠フーズに対し「不正で得た売り上げの差額に30%を上乗せした違約金を請求する」と発表。太田農水相が「違約金を取るように契約に明記されているので、その通りにする」と。

   これにはスタジオの皆が反発した。まず、毎日新聞論説委員の与良が「だいたいチェックという言葉が間違い」。つづけてTBSシニアコメンテーターの川戸が「食の中身の安全をきちっと見なければならない段階に、契約違反という問題ではない。おかしい」と。

   最後にみのが「食の安全、消費者の安全というよりも『30%上乗せして請求します』、そういう問題でないのに、太田さんの感覚がそうなんですよ。あんたんとこの部下は何やってるんだ、と言いたい」で締めた。

   かつて自民党の「牙城」だったハズの農水省。米の偽装は象徴的な出来事だ……

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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