2018年 7月 19日 (木)

「羞恥心」の存在価値と日本閉鎖社会

印刷

   クイズ番組が人気だ。子供からお年寄りまで家族で楽しめる番組だからだろう。ゴールデンタイムにびっしりと並んでいる。

   フジの19時台は、ヘキサゴンIIや日本人テスト、検定ジャポン、IQサプリ、平成教育学院と盛況だ。テレ朝にもガリベンや雑学王、Qさまといった番組がある。いずれも知的好奇心をなでてる、とでもいうつくりだ。

   パターンとしては、おバカキャラに代表される、正解できない芸能人たちを見て、視聴者が優越感を持って楽しむというのが多い。ただ、そういう答えられないキャラを笑って切り捨てるようでいて、ちゃんと存在を認めている。

   ひところのクイズ番組というと、博識な視聴者が参加して正解数を競い合うといったものだった。正解に価値があり、間違うことは残念で格好悪いことだった。しかし、今では間違った答自体が面白いとか、むしろ間違いにスポットを当てている。

   失敗する人の存在を認めているというのは、社会を明るくしていると言えないだろうか。失敗が許されることで視聴者も気軽に参加できる。

   おバカユニット「羞恥心」がすごい人気だけど、彼らだけでなく「出来ない人」たちを否定してはいかんと思う。とんでもない間違いをする人がテレビに出ることができる、となれば、オレも、と元気を出す人がいるかもしれない。いいことだ。

   日本は閉鎖社会で変わったものを排除しようとする傾向がある。しかし、おバカブームは、変わったものがあっていい、変わってていいじゃないか、というメッセージになる。閉鎖社会が変わるきっかけになるといいな、と思う。

      おバカさん クイズで笑われ 大人気

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • スマホでわかるGDPR入門セミナー ~あなたの会社、準備は大丈夫ですか?~

  • 企業承継と相続対策セミナー 弁護士は見た!「社長が認知症に!? 悲惨な現実と対応策」

  • 「"無期転換ルール" あなたの会社は大丈夫?」 ~これからでもできる!企業のリスク回避術~

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中