2024年 4月 24日 (水)

「ダメヒーロー変身」の楽しい前半 後半は…(ハンコック)

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で
<配給>ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
<配給>ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

   <ハンコック>これまで幾度となく地球の危機を救ってきたウィル・スミスが、とうとう不死身のスーパーヒーローになった!

   空を自由自在に飛び回り、向かうところ敵なしのスーパーマンもビックリなパワーの持ち主『ハンコック』である。しかしこのスーパーヒーロー、とんでもなくダメな男だった。

   飲んだくれで、気が向いたときにしかピンチには出向かない。おまけに人助けをしても、やり過ぎた行動が回りに多大な損害を与え、かえって人々にとってはやっかいな存在になっている始末。そんなダメ男を救うべく、ハンコックに間一髪のところで命を救われた男=レイが、ハンコックに対する世間のイメージアップを図る。

   前半はハンコックの自由奔放でハチャメチャぶりが見ていて楽しい。レイの助けを借りて更正していく彼をだんだんと応援したくもなる。しかし後半、前半の流れとは打って変わり、思いもよらない展開へと向かっていく。ハンコックの意外な過去や、始めに意味深な態度を取っていたレイの妻・メアリー(シャーリーズ・セロン)との関係などの秘密が徐々に明かされていくのだが、どうにも腑に落ちない。意外性を突いてきた展開のわりにはとってつけたようなストーリーで、それまでのテンポ良かった流れがここにきて止まってしまった。

   だがそこはやはりウィル・スミス。映画の内容がどうであれ、彼が出ていれば不思議と見たい映画になる。またシャーリーズ・セロンのコメディエンヌのような新しい一面を見ることができる。それにこれはベースがアメコミでも小説でもないオリジナル作品。ヒーローという存在が新しい視点から描かれていて、今までとは違うおもしろさを味わうことができるだろう。

ジャナ専  巴麻衣

   オススメ度:☆☆☆

   8月30日(土)より丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー

   ハンコックNEWS


日本ジャーナリスト専門学校プロフィール

日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中