国会議員が「世襲」で埋め尽くされる日

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   <テレビウォッチ>「何年か先に政治家は『何代目○○です』といわないと……歌舞伎役者みたいに」(小倉キャスター)

   先週9月27日、たそがれの横須賀市内。小泉元首相が、地元支援者を前に「親バカですが……」と、二男の進次郎(27)を4代目後継者として正式にお披露目した。

   『とくダネ!』は、政治家の世襲問題に言及し、ジャーナリストの上杉隆が「これで、これまでやってきたことが帳消しになった」と、小泉改革総括にとどめの一発を……

   番組はまず、壇上で支援者を前に感極まって涙を流しながら語る元首相の引退表明をVTRで。

   「これ以上全精力を仕事にかけることはできないと思い……次の選挙に出馬しない決意を固めました」

   一呼吸おいて「ちょっと申し上げにくいのですが……二男の進次郎は私の27歳の時よりもしっかりしています……」。そこで4代目後継者を目指す進二郎が登場し、壇上に登ってあいさつした。

   で、この後番組は世襲政治家の是非について。

   今内閣の閣僚18人中14人が世襲議員だが、衆院議員全体では480人中175人が世襲議員。このうち民主114人中25人に対し、自民はなんと305人中135人もいる。

   リポーターの大村正樹が「小泉元首相の場合は、小泉政権が進めた郵政民営化に対し、既得権益(世襲制)を守るために激しく抵抗した特定郵便局長会にノーを突きつけた。それなのに自分の息子には……おかしい、と疑問を持つ人がいます」と、批判の声を代弁した。

   これに小倉が「小泉さんなら(有権者によって選挙で選ばれるので)世襲でないというでしょうね」と。

   しかし、世襲でない立候補者と比べると、世襲立候補者は「地ばん、かんばん、かばん」を受け継ぎ、スタートラインから差は歴然だ。このままだと世襲以外に立候補者がいなくなるかも……

   上杉も「(世襲だと)楽に政治家になれる。とくに政治資金は相続税を取られずに、最初から下駄をはかせてもらっている。既成の政治システムをぶっ壊すといって人気を得てきたのに、最後がこれではやってきたことが帳消しだ」と。

   民主党が、親族の選挙区からは出ない『世襲制限法案』を今臨時国会に提出する予定だったが提出を見送った。英国などは同様の規制があるようで、公平性からも法案の提出を望みたい。

文   モンブラン
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