ビジュアルはちょっと… なんて「不満」吹っ飛ぶ戦闘シーン(アイアンマン)

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(C)2008 MVLFFLLC. TM & (C)2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.
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   <アイアンマン>アメリカン・コミックが好きな人でなければ「アイアンマン」の名はあまり聞かないだろう。「バットマン」や「スパイダーマン」のように今までにシリーズ化もなく、今回が初めての映画化となる。そのため日本ではほとんどと言っていいほど知られていないヒーローだが、映画を見ればもうすっかりアイアンマン=トニー・スタークに魅了されるはずだ。

   軍需産業のCEOでありながらプレイボーイであるトニーは、「バットマン」のブルース・ウェインと共通点が多く、比較されることがある。しかしブルースと違って暗い過去や悩みを抱えているわけではないので、大事な式典も平気ですっぽかすような、かなりのお気楽主義者。それでもどこか憎めない粋な男だ。『やるときはやる』タイプの主人公で、日本人にも受けそうなキャラクターである。

   そんなトニー役にロバート・ダウニー・Jr.が扮しているが、これがかなりのハマリ役だ。彼が持つ渋いルックスと独特の妖しい雰囲気が、トニーのキャラクターと違和感なく合っている。今までの出演作とは路線が違うが、彼の代表作となるのは間違いないだろう。

   明と暗がはっきりしているストーリー展開もとても見やすい。自分の会社が作り出した兵器がテロリストの手に渡り、目の前で一般人や同胞が殺され、自らも捕虜となってしまうトニー。あまりにも皮肉で残酷な現実を身をもって体感したトニーは、自分が『死の商人』になっていたことを自覚し、ここから改心して悪に立ち向かっていく。

   見方によっては風刺的な内容だが、ところどころにユーモアが散りばめられており、深刻な展開にはならないので、そこまで話が重くならない。バットマンの「ダークナイト」に比べればわりと軽い気持ちで鑑賞できる。

   そして何よりアイアンマンがかっこいい。正直、パワードスーツのビジュアルはいかがなものだろうと思っていたが、パワーアップしていく段階や戦闘シーンを見ていると、そんな疑問は吹っ飛んだ。ロボットアニメ世代の人ならば間違いなく興奮するだろう。夏からの大作ラッシュの締めとして見てほしい作品である。

ジャナ専 巴麻衣

オススメ度:☆☆☆☆

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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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