「報ステ」加藤千洋の「卒業」成績

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「報道ステーション」(テレビ朝日) 2008年10月2日 21時54分~

   4年以上に亘ってこの番組のコメンテーターを務めてきた加藤千洋・朝日新聞編集委員の最終回出演を見た。番組の最初に古舘伊知郎が、この日で彼は最後だとの案内をし、総ての項目が終った後に簡単な別れの言葉を述べた。淡々としていてよかった。
   思えば、前身の「ニュースステーション」時代から、ここのコメンテーターはご難続きだった。初代の小林一喜はガンで逝った。田所某、和田某、高成田某と印象は薄いままできて、菅沼栄一郎でドカン。不倫がばれて一夜にして消えた。後番組の「報道ステーション」での無事卒業組として、加藤コメンテーターに何も起こらなかったのは目出度い。だが、何も起こらなかった代わりに、彼の発言で、パンチの効いた彼ならではの内容もほとんどなかった。
   紳士然としたその風貌で、中国問題のスペシャリストとして、凡百の記者を蹴散らすコメントを聞きたかったが、大抵は古舘の発言に相槌を打つだけ、解説の付け加え止まりが多かった。どこかの週刊誌に「沈香も炊かず屁もひらず」と書かれてあった通りだ。北京オリンピック時の取材も、前宣伝ほど迫力があったとは思えない。
   新聞社での定年も近く、記者に戻りたいという表向きの理由を信じるとして、4年で去るのは利巧な選択である。大分薄くなった頭髪が、テレビに晒されているともっと後退する。命を縮めたくなければ逃げるに如かず。今後の記者活動には大いにエールを送ろう。

(黄蘭)

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