2024年 4月 25日 (木)

日本人「ノーベル賞」2人の名誉教授 「性格の対称性の破れ」とは

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   日本の研究者のノーベル賞ラッシュが話題をさらっている。物理学賞は3人(うち1人は米国籍)で独占、化学賞1人の計4人受賞という快挙が実現したのだからムリもない。

   今夜(10月9日)のクローズアップ現代は、日本在住の2人、共同研究で物理学賞を得た小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授と益川敏英・京都大学名誉教授をスタジオに招いた。聞き手は畠山智之キャスター。

剛の益川、柔の小林

   畠山キャスターに、出会いのころについて聞かれると、「益川さんが5年、先輩。名古屋大学の大学院で最初に仕事したのが益川さんたちのグループで、そのときからのおつき合い」(小林名誉教授)。

   「すごい後輩が来たなと。物理を、僕のように、この分野なら責任を持てるけどという偏った理解じゃなくて、いろんなことを、知っているという表現ではなくて、よく理解していると思った」(益川名誉教授)。

   2人が共同で研究を始めた大学院時代の恩師は、「性格から研究の進め方までことごとく対照的。剛の益川、柔の小林という感じ」と評し、「益川君は鼻っ柱が強い自信家で論戦を辞さない。直観力がある。大事だと思ったら、とことん掘り下げる。相当、難しいことまでこなす。小林君の方は穏やかで知識もあって、いろんなことを検討しながら進める緻密さがある」と述べる。

   益川名誉教授も「冷静で緻密な小林さんが、少々おっちょこちょいでいろんな方向へ発想が行く僕をコントロールしてくれた。じゃじゃ馬を上手に使いこなした」と言う。

   これに対して小林名誉教授は「益川さんの特徴は、数学的なセンス、ロジックの鋭さ。僕が具体的なことをやっていると抽象的にこうだとパッと指摘してくれる」と返した。

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