2018年 7月 23日 (月)

海自特殊部隊の「はなむけ」 相撲界「かわいがり」よりすごい?

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   <テレビウォッチ>海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊」で、25歳の3等海曹が訓練中死亡していたことが明らかになった。それも、防具をつけた1対1の格闘訓練で、1人で15人を次々相手にし、14人目にあごをなぐられて意識不明になり、のちに死亡したというもの。発生は9月9日、死亡は25日だった。

模範になるような…

   この3曹は、海自第1術科学校(江田島)の養成課程にいた。事件の2日前に潜水部隊への異動が決まっており、担当教官によると、訓練は「異動のはなむけ」だったという。しかし、同校では7月にも、別の隊員がやはり異動前の訓練でけがをしていた。

   軍事ジャーナリストの神浦元彰は、「原隊に帰ると決まっている人間に、一番きつい訓練をするというのは、いじめ、ヤキをいれるというニュアンスが強くなる」という。

   「特別警備隊」は、1999年の北朝鮮の不審船侵入事件を受け、2001年3月に編成された。テロ対策など特殊任務のために、体力、運動能力、判断力の優れた人材が集められたのだが、江田島を基地としているという以外はほとんど知られていない。

   昨(2007)年6月に訓練の一部が公開されたが、黒一色のヘルメット、スーツ姿で銃をかまえ、黒塗りの高速ゴムボートで船舶に乗り移り、ヘリから降下するさまは、まるでスパイ映画さながら。訓練は相当なものだと思わせるに十分だった。

   3曹は今年8月、お盆で愛媛に帰省したさい、同窓会で友人に「自衛隊を辞めたい。親にはよう話さんけど」といっていたという。父親は、「無念でやりきれない。自衛隊が真実を明らかにしてくれると思っている」という。なにやら、時津風部屋のリンチ事件を思わせるものがある。

   海上自衛隊の杉本正彦・呉地方総監は、「優秀な隊員を失ったことは残念。警務隊の調査には協力したい」という。この警務隊は海自の警察組織だが、傷害致死容疑で関係者から事情を聞いているという。

   しかし、ジャーナリストの三宅勝久は、「警務隊は身内なんです。全て自分たちでやろうとしている。裏を返せば、塀の外に情報が漏れるのを恐れている」と。

   みのもんたは、「すごい部隊ですね。こういう人たちに、北朝鮮に拉致された人を連れ戻してもらいたい。映画ではよくあるんだけど、ダメなのかな」なんて、とんでもないことをいう。

   三屋裕子は、「身内の常識、世間の非常識ということありますよね。大相撲のかわいがりに似てるなと思う。まして、身内で調べるとなると、公平性が問題で、食品偽装でも情報を小出しにして、信用を失った」という。

   みのも、「模範になるような解決策を出してほしい」

   まずは、死亡から3週間も経っての発表というあたりから、説明してもらおうか。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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