会長「施政方針」で分かった NHK「危機認識」度

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「NHK次期経営計画 いつでも、どこでも、もっと身近にNHK」 2008年10月14日 23時~

   この日、NHK経営委員会(古森重隆経営委員長)で議決されたのを受けて、急遽、爆笑問題を飛ばして放送された福地茂雄会長の次期経営施政方針演説(?)を見た。相手は首藤奈知子アナ。
   9項目に亘る方針の第1に「視聴者のみなさまの信頼を高めるため、組織風土改革に全力をあげる云々」を挙げてはいたが、第2以下は、要するに視聴者に向けて、「こんなにいい計画やサービスを打ち出すのだから、受信料をちゃんと払え。払わなかったら督促するぞ」と脅しているように聞こえたのである。(NHKの番組に対する)接触者率を3年で76%から80%に、支払率を71%から75%に高めるとか。将来、衛星の3チャンネルを2波に減らすとか色々言っていたが、筆者には肝心のことが抜け落ちているように聞こえた。
   つまり、NHKの危機認識の欠落である。会長がちょっと触れた「過去の不祥事」程度の甘いものではなくて、筆者の周辺にいる受信料支払い拒否にまわった人たちの、NHKに対する抜き難い不信感と怒りが、なまなかの事では払拭されないのが全くわかっていない。放送は文化であってゼニカネの商行為より先に心の問題が優先されるべきである。どんなにいい経営方針と雖も、その中で働く職員の心の中が腐っていれば絵に描いた餅である。
   『組織風土改革』などといった抽象的なスローガンではなくて、職員1人ひとりに課す意識改革と覚悟も語られるべきであった。

(黄蘭)

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