「無保険の子ども」多い大阪府 みの「だれ?府知事は」

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   <テレビウォッチ>親が健康保険料を滞納して保険証を取り上げられた結果、無保険の子どもが急増している――国民はいつでもどこでも必要な医療が受けられるはずの「国民皆保険」の崩壊か! 国会でも取り上げられたこの問題に、「朝ズバッ!」が斬り込んだ。

みの:区別できないの?

   15府県と2都市(東京23区と横浜)を調査した結果、無保険の子どもが、1万2025人。全国では3万人と推定されるという。保険が利かないと、500円ですむ診療が全額自費だと1万円。お金がなくて病院に行けない、高熱を出しても虫歯があってもぜんそくでも、保険証がなくて医療を受けられないという状態が現にあるのだと。

   3年前無保険となった大阪の夫婦。夫(41)のけがで収入が途絶え、「食べていくだけでやっと」と妻(36)はいう。子どもは8歳7歳4歳と1か月。「ご飯とお茶漬けくらいしか食べさせられなかった」。近所の人が差し入れてくれるものが頼りの生活が続いている。

   保険料を1年以上滞納したために、保険証をとりあげられた。代わりに「資格証明書」がとどいた。保険料の滞納者だという証明だ。医療費は全額自己負担、無保険になる。

   3年前、上の3人の子どもが高熱を出して病院に駆け込んだとき、診てもらうことはできるが1人1万円かかる。それに薬代、全て自己負担だといわれた。所持金は3000円しかなかった。その足で市役所へいったが、担当の職員は、「滞納額30万円を全額払わなければ、保険証は出せない」といったという。

   「今でも顔を忘れない。テーブルにひじをつきながら『無理です』。腹が立って子どもが死んだりしたら一生恨むからなといった。払わないこっちが悪いんやけど」と妻はいう。夫は「子どもの保険だけはなくさんでおいてほしい」

   この資格証明書は、本来支払い能力があるのに払わない悪質滞納者に交付するもの。しかし、政府が2000年から保健証の返還を義務づけた結果、07年現在で交付世帯は34万285世帯になっている。

   厚労省は実態を今月中に公表するというが、「朝ズバッ!」が調べた結果では、子どもには交付しない(板橋区)ところ、「負担の公平から子ども217人」(練馬区)など、自治体によって対応が異なることがわかった。

   「朝ズバッ!」の調査で明らかになった無保険の子どもの数を地図に並べて、みのもんた。

   「沖縄59人少ないね。大阪府1848人、だれ大阪府知事は? 横浜市だけで3692人、市長はだれ?」「悪質な滞納者と払いたくても払えない人とを区別できないの?」

   嶌信彦は「杓子定規ですね。少子高齢化で子どもをいかに増やすかとやってるわけですからね」

   みのは、「少子化担当は小渕優子さん、舛添と呼んでここでガチンコさせたらどう?」

   今(10)月16日の参院予算委では、「子どもが被害者になっているのは配慮すべき要素がある」(麻生首相)、「心を痛めている問題だが、負担の公平もあり問題意識をもって対応したい」(舛添厚労相)などの答弁があった。これで何かが動くのだろうか。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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