「お辞儀する葉っぱ」 癒される人されない人
<テレビウォッチ>「最近の若い人たちって、うなずくことをあまりしないでしょ」と切り出した小倉キャスター、小さな鉢に植えられた葉っぱ向かって「僕の隣にいるのが佐々木さん、わかる?」。葉っぱがウン、ウンとうなずくようにお辞儀をした。
今朝(10月27日)のオープニングトークで小倉が紹介したのが、9月末に発売されたこの癒し系おもちゃ。小倉の思い入れの割にはスタジオの反応は今一つだった。
このおもちゃ「ペコッぱ」と言い、岡山県立大の渡辺富夫教授の「うなずき理論」をもとに、しなやかな動きをする機能異方性形状記憶合金を使って開発された。
小倉が「ひとり暮らしの人に電話がかかってくるでしょ。一緒にうなずいてくれるんですよ」と懸命に説明するのだが……
笠井アナが「でも、最近の若者が挨拶しなくなったという導入部とはあまり関係ないじゃないですか?」と。
これに小倉が丁寧に説明した。「うなずいてくれるじゃないですか。うなずくというのはコミュニケーションなわけですよ。コミュニケーションがとれているかどうか心配になるんですが、それがあるだけで気分が楽になるんです」。
しかし、佐々木アナが素っ頓狂な声で「え~っ、ハッ、ハッ、ハッ……」。
小倉の稚気愛すべしだが、この世代間のズレは何?? 葉っぱがうなずいたところで所詮人工、癒されると思う方がおかしいと思うのだろうか。
心の通うコミュニケーションを求めるお年寄りには、結構うけるおもちゃかも……
タレントのピーコが最後に「うなずいているうちに(この葉っぱが)育ってくれたらいいわね」と。