2018年 7月 21日 (土)

「淫行教師逮捕」報道 「あきれた」と言う自由もない社会

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   <テレビウォッチ>「我々、言葉づかいにも気を使って報道しなければいけないということかもしれません」


   今朝(10月30日)の新聞で報じられた福岡高裁那覇支部の判決記事に関連し、小倉キャスターが自戒の念を込め?オープニングトークでこう語った。

   経緯はこうだ。中学3年の女子生徒にみだらな行為を行ったとして逮捕された沖縄在住の30歳代の中学教師が「実名報道で名誉を傷つけられた」と、NHKや民放3社を相手に損害賠償を求めた。

   その控訴審判決が一昨日(10月28日)あり、裁判長は「実名報道の必要性は高い」と一審判決を支持し請求を棄却した。

   ここまでならさして問題にならなかったのだが、冒頭の小倉の自戒となったのは、判決の際に付け加えられた裁判長の次の文言。

   裁判長は、民放のアナウンサーが事件を報道する際に『あきれた。しかもよりによって』と発言したことにふれ、「配慮に欠ける。逮捕された事実が実名で報道されると、無実であったり、起訴されなかった場合、名誉回復が極めて困難」と戒めた。

   しかも、裁判長は報道機関が教師の起訴猶予について報道しなかったことにも触れ「考えるべき点があるように思われる」と付言。

   加えて、この判決を報道する際には起訴猶予になっていることを記事に盛り込むよう異例の要請書を配布した。

   小倉は「(報道する側には)起訴猶予になったり、不起訴になったりすると切り捨ててしまう悪いところがある。それは反省しなければならないが、逮捕になった容疑者にはどうしてもこういう言い回しになりがちですよね~」

   ノンフィクション作家の岩上安身は「この判決に、すべてハハーッと平伏し、自粛してしまうと、それもおかしなことになる。論評なしのストレートな報道に徹するというのもおかしい」と。

   さらに笠井アナは「起訴猶予というのは不起訴でもないし、難しい状況ですよね」と突っ込んだ疑問。

   キャスターにしろアナウンサーにしろ直接かかわる問題だけに、さらっとオープニングトークで取り上げる問題ではなさそう。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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