劇団ひとりのキャスターぶり そこから「学べる!!」コト

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   <テレビウォッチ> テレビ朝日の「学べる!!ニュースショー!」。劇団ひとりが本名、川島省吾の名前でキャスター役。八木麻紗子アナや池上彰、土田晃之、室井佑月も出ていた。

   どんな視点で切ってくれるのかな、と期待しながら見た。ネタはまず、東京で大地震が起きたときどうするか、というハウツーもの。スーパーの買い物かごを頭にかぶるとクッション代わりになっていいとか、地下街にいたときは地下の方が安全だとか、そんな話が並んだ。次は年金問題で用心すべきことを池上が図を使いながら解説した。これもハウツーっぽい紹介の仕方だった。

   最後は、ヒューマンストーリー仕立て。隣の柴犬をかわいがってたお年寄りが崖から落ち怪我をして、動けなくなった。そのときこの犬が周囲に知らせるなどして助けてくれた、という話だった。かわいがられた恩返しという訳だ。この話はよくまとまっていてなかなか楽しめた。

   しかし、全体的には「どこを学べばいいのかな」というのが率直な印象だ。地震や年金について、そう目新しい話は出ていなかった。期待していただけに「テレビをなめるなよ」と言いたくなった。新機軸を打ち出そうという意気込みは分かるし、新しい企画に挑戦するのが難しいのも分かる。ところが、その新しさをどう捉えてどう伝えようとしているのか、まったく練れていない。散漫で意図がつかみにくい。その意欲は評価したいけど。

   劇団ひとりの起用については新鮮だとは思った。しかし、次へ次へと進行ばかりに気がとられ、「キャスター」と名乗るような仕事はできていなかった。まだ緊張していたせいかもしれない。ゲストたちとの議論が盛り上がるといったこともなかった。

      骨組みを しっかりつくれ プロデューサー

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