前空自幕僚長「国会招致」 テレビ中継なし「決めたの誰だ」

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   <テレビウォッチ> 「ぬれぎぬ史観」の公表で更迭された田母神俊雄・前空自幕僚長が、きょう(11月11日)の参院で参考人招致されるが、テレビの中継はなし。「なぜ?」とみのもんた。いや、多分日本中がそう思うはず。

トップのいうことか

   参院の外交防衛委は先週、全会一致で田母神・前空自幕僚長の参考人招致を決めたが、麻生首相の出席は見送られた。首相は自衛隊の最高指揮官なのに、これまた「なぜ?」だ。

   与良正男は、「持論を勝手にしゃべられては困るということで、与野党が合意したらしい」

   みのは、「どんどんしゃべらせて、きちっとすべきじゃないのか」

   田母神は、「政府見解に反論できないのなら、北朝鮮と同じ」「村山談話こそ検証されるべきだ」という。が、これは違う。反論は自由なはず。ただし、それをやるならまず内部でやるべき(首をかけて)だろう。

   ところが田母神は1年以上前に、空自幹部学校幹部会発行の機関誌「鵬友」に今回論文と同趣旨のことを寄稿していた。「無実の罪を着せられた。その代表的なものが、日本は朝鮮や中国を侵略し、残虐の限りを尽くしたというものである」とある。

   政府見解とは明らかに異なる主張だ。それがなぜ、論争にもならず、また幕僚長でいられたのか、「政府は答えられまい」と浅尾慶一郎・参院議員(民主)はいう。

   問題の懸賞論文に応募した航空自衛隊員は、全応募者235人中94人。うち62人が小松基地の第6航空団所属だった。しかも偶然ではなく、小松基地の司令が論文を奨励し、まとめて応募していた。応募は締め切りの8月31日に間に合わず、9月上旬だったという。

   これだけの数の自衛官に、政府見解と異なる歴史解釈を勧めるというのは、しかもそれが田母神の主導だとしたら、これは立派に「クーデター」に類する動きではないのか。まあ、陸自が動かないかぎりクーデターはあるまいが。

   三屋裕子は、「ちょっと恐怖を感じる」という。

   みのは、「自衛隊は何をもっているか。ミサイルと戦車と戦闘機と爆弾ですよ。日夜訓練に励んでいる。そのトップのいうことかと思う」

   与良は、「村山談話には、懐疑的だった安倍さんも含めて、歴代首相が踏襲してきた、また踏襲せざるをえないことが書いてある。歴史認識は個人の自由だが、これを自衛隊のトップが真っ向から否定するのは許されない。軍が政治家のいうことをきかずに独走しちゃった過去があることを忘れてはいけない」。さらに、「もともと懸賞をもちかけたのは、田母神さんらだったという証言もある」

   みのは「どんな質問が出てどうなるのか知りたい。それをなぜ国会中継しないのか。新聞社、テレビの記者さんは少しあれじゃないですか……」。「いうべきでしょう」と与良。

   中継しないと決めたのはだれだ? そこでメディアはどうしたのか? これも知りたい。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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