2024年 3月 29日 (金)

ダンナが「隠れホスト」だったら 「いいんじゃない」派と「イヤ」派

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   <ギラギラ>もし、自分の夫が実はホストだったらイヤかなァ? しかも、それを知らなかったら……。自分と娘のために一生懸命働いてくれていても? つい、そんな自問自答をしてしまう。

   この番組が始まる前のことだが、用事があって昼間の歌舞伎町を通ったことがあった。建物の壁に選挙公示版を大きくしたようなボードがあって、若い男の写真が並んでいた。駅貼りのポスターより大きいのが5、6枚。

見ているだけで過労死しそう

   急いでいたのでゆっくり見る余裕もなく、横目に見て「まあ、こんなところにジャニーズのポスターが」と通り過ぎた。見覚えがないので、てっきりこれから売り出そうという若手グループだと思ったのだ。あとでジャニーズ通のツキノに「それはホストよ」と言われた。

   突然リストラされ、やむなくホストに舞い戻った主人公・七瀬公平を演じるのは、これがテレビドラマ初主演の佐々木蔵之介。NHKの朝ドラ「オードリー」で初めて見たとき、イマドキ離れしたラクダみたいな顔の、ヤケにヒョロ長い奴だと思った。それが、いつの間にか、顔を見ない週はないくらい、あちこちに準主役で出るようになっていた。それが長かったけど、やっと主役になったのね。安心して見ていられる演技と明るさが認められたのだろう。

   ところで、36歳の公平、いくら昔は「伝説のホスト」だったとはいえ、ハタチそこそこの先輩たちからは、「マジかよ、オッサン」扱い。ツライよなァ。しかも愛する妻・桃子(原沙知絵)には「夜間の現場仕事」に転職したといっているので、どんなに急いでいても、家に帰るときには、どこかで作業服に着替えなければならない。

   桃子もだんだん夫の行動に不審をいだくように……。いつまで隠しておけるのか、見ていてハラハラ。作業服がきれいすぎるよ、公平。もっと汚して帰った方がいいよ、とお節介をやきたくなる。家では良き夫・パパをつとめ、六本木では自分のポリシーを持ったホストとして必死に働く。見ているだけで過労死しそう。

   ホストクラブには行ったことがないが、ドラマで見るかぎり、ホストの「おもてなし」というのは、やたら大勢で運動部の応援みたいに「アゲ、アゲ」と騒いで高いシャンパンなどを一気飲みするらしい。これなら、うちの近くの大学の学生たちが居酒屋でよくやっている。飲んでるのがチューハイというところが違うだけだ。

   さて、冒頭の自問自答だが、公平みたいに真面目に働いてくれてるんならいいんじゃない? 過労死されたら困るけど。ただ、たとえ、ものすごーくお金があったとしても、自分がホストクラブに行こうとは思わないな。だって面白くなさそうだもん。

カモノハシ

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