2018年 6月 22日 (金)

「羞恥心」は好奇心を否定するか

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   <テレビウォッチ>ユニットを乱発し、「こっちが○万枚売れないとあっちが○○」と連動させるなど、姑息なプロモーションを展開する「おバカ」軍団。筆者的には、こうした症状にブームの末期的症状を見て取りたいところだが、実際いったいどこまで続くのだろうか――。

   「最初はおもしろかったんですが……」と江戸文学が専門の東京大学教授で番組コメンテイターのロバート・キャンベルは言う。朝のワイドショーに出るほどテレビに理解がある教授も、やはりアカデミズムの一員。自分の価値が否定されるような「おバカキャラ」の蔓延は愉快ではないようだ。

   「羞恥心はいいんだけど、好奇心とか、若い人たちが学ぶこと、自分より大きなものに関心がないのをアピールしてるような気がして……」。ジョークを交えつつ、穏やかな物腰のキャンベルだが、言わんとすることは総白痴化的批判である。

   とはいえ、昨今のテレビ界は好奇心を刺激してもおかしくないクイズ番組ブームでもあった。おバカキャラも、そこでブレイクしたことを考えると、若者の関心の方向について、そう一概には言えなくもないこともあるのかもないのかもしれない。

文   ボンド柳生
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