2024年 4月 25日 (木)

「尻部」撮影「みだら」判決 「女子アナ」への影響

   <テレビウォッチ>お尻の撮影をめぐる論争で今朝(11月14日)の『とくダネ!』は幕開けした。

セクハラの考え方と同じ

   小倉が「微妙だなーと思う。最高裁の判決なんですが、洋服を着ているお尻を後ろから取ったらみだらな行為になるのかどうか……」と問題提起した。

   自衛官が、北海道・旭川のスーパーで27歳の女性を5分間追いかけ、1~3メートルほど後ろからカメラ付携帯電話でパチ、パチ撮って北海道迷惑防止条例違反(みだらな行為の禁止)の罪に問われた。

   一審は無罪になったが、高裁では罰金30万円の逆転有罪。納得できない被告側が「条令で禁じられている『みだらな行為』の内容は不明確」と上告したのに対し、最高裁がこのほど被告の上告を棄却する決定を下した。

   小倉は「これは大変(影響が)大きいですよ。『胸チラ』とか『パンチラ』とか、女子アナなどすごいターゲットになっているじゃないですか」と煽るが……

   笠井アナは「5分間付きまとったことが重要だったのでは。ただお尻を撮ったことがダメということではなく、総合判断だったのですよ」と発言。

   そこで小倉が『みだらな行為』についての最高裁の判断を読み上げた。

   「社会通念上、性的道徳観念に反する下品でみだらな言動と解釈できる。ズボンの上からの撮影でも被害者が気付けば恥ずかしがり、不安を覚える行為で、条例違反は明白だ」

   で、小倉は「被害者が恥ずかしがらないとダメということだ」と。佐々木アナも「セクハラの考え方と同じ。受け手が不愉快になれば、そちらの気持ちが優先されるということなのでしょう」。

   となると、服の上からお尻を撮られていることを被害者が知らずにいた場合はどうなるという疑問もわく。微妙な問題に笠井は「知らずに取られた写真はまた別ですよね」。

   ズボンの上から「ケツ」を撮られていちいちガタガタ言うな、などというと野蛮人扱いされ、下手をすると訴えられる怖ーい社会でもある。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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