年金大混乱「2人に責任着せるの無茶」 元次官宅連続襲撃

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   <テレビウォッチ>元厚生事務次官を狙った連続テロと思われる事件。番組は、2つの事件を結ぶ共通点をもとに、政治的主義主張を持ったテロなのか、犯人像、動機は何なのかを追った。

考えられる動機は?

   初めの事件は11月18日朝、さいたま市南区の閑静な住宅地で、元厚生次官の山口剛彦(66)美知子(61)夫妻が玄関で刺殺体で発見された。

   もう一つは同日夕、東京・中野区の住宅街で、吉原健二・元厚生次官(76)の妻、靖子さん(72)が宅配便を装った男に刺され重傷を負った事件。

   靖子さんによると、男は年齢30歳ぐらい、宅急便業者らしい服装で、帽子をかぶっていたという。

   2つの事件の肝心の共通点は、夫は2人とも元厚生省の事務次官で年金のエキスパートだったという点だ。とくに2人は国民年金や厚生年金など別々だった年金制度を、1985年に一部一元化し現在の基礎年金制度に作り上げた時の責任者、吉原年金局長と山口年金課長だった。同制度に絡む逆恨みか? との疑問もわく。

   しかし、2人をよく知る日本年金学会会員で目白大教授の宮武剛は次のように筋違いだという。

   「専業主婦が保険料を払わなくても年金が受け取れる制度がここで始まった。(『宙に浮いた年金』など)問題がでてきたのは、制度ができた後、管理や維持、メンテナンスに問題があったので、2人に責任を着せるのは無茶だ」と。

   キャスターの小倉が「テロっていうのは、思想や主義主張が全面に見えてくるものですが、まだこの段階でテロかどうか分からないですね」と。

   番組に生出演した箕輪フジテレビ解説委員は次のように推理する。

   「犯行声明が出ていないので政治的メッセージがあるのかどうか現段階では分かりません。同一犯の犯行とみるのが自然ですが、返り血をかなり浴びているはず。血はけっこう滑るので手袋してれば別ですが、ハンドルなど握れるのかという疑問もわく。運転手がもう1人居てもおかしくない」。

   また、小倉が「考えられる動機は何だと思いますか?」に、箕輪は「目撃された30歳という年齢から、親とか関係者が年金をもらえなかったという筋違いの恨みがあって犯行に及んだのかなとも思う」と。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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