東京国際女子マラソン 「有終の美」を飾ったか

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「東京国際女子マラソン」(テレビ朝日) 2008年11月16日 12時~

   30回続いたこの大会も、今年で終わり。来年からは横浜大会になるという。最後を飾って大物ゲストが伴走車に加わる。高橋尚子と増田明美のダブル解説である。この大会で失速も優勝もした経験のある高橋なので、35キロ過ぎの心理などを色々と話し、聞き応えがあった。ただし、高橋尚子は出身地の訛りがきつくて、最後の「坂(さか)」のことを、「サカ」「さか」と連発するので気持ちが悪かったが。彼女はサにアクセントをつける。
   レースそのものも面白く、ぶっちぎりで独走していた渋井陽子が失速し、2位だった加納由理と3位だった尾崎好美が追い上げて、結局、マラソン2回目の尾崎が優勝した。すがすがしい新星である。大物引退後に期待の星が出てきたということだ。
   マラソン中継で筆者がいつも気になるのは、トップランナーの前に伴走車が多すぎること、「排気ガスは大丈夫かい?」と気懸りだった。今回はそれがなくてよかった。また、画面の左下に、バーチャルの輪が描かれていて、ランナーのすぐ前の風向や風の強さを表示してあったのはいい工夫である。
   北京オリンピックでわがマラソンは男も女も期待外れに終わった。短距離走やフィールド競技に余り期待が持てない東洋人であれば、マラソンは数少ないメダルが狙える種目であるから、せいぜい新人発掘にエネルギーを傾注してもらいたい。

(黄蘭)

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