踊る推理 「襲撃2件目はカムフラージュ」「テロの要素弱い」…

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   <テレビウォッチ> 元厚生事務次官宅襲撃、連続殺傷事件の「犯人像と犯行動機」と題して、番組は、現時点で判明したことに基づいて専門家に分析させる趣向にした。参加者は、坂本啓一(元滋賀県警鑑識課)、作田明(犯罪心理学者)、黒木昭雄(警察ジャーナリスト)、大谷昭宏の4人。それぞれフリップにキーワードを記して話す。

メッセージ性を持たすためでは

   坂本――動機なき殺人(キーワード=以下同じ)「テロであれば政府の中枢を狙うはず。リタイアしている方なのでテロの要素は弱い。また、殺害してから家の中をうろつくのはへん。おかしな行動と出てきた証拠に相矛盾するものがある。動機は本当にあったんだろうか、という気がする」

   作田――劇場型犯罪/政治思想的背景/集団的犯罪の可能性「今回の事件によって社会的インパクトを狙っている。厚生労働省、年金問題をターゲットにしていると思われる。そういうことに対する国民全体の批判の高まりを代表するポーズをとっているのは、犯罪をやりやすくする上での心理的な自己正当化。実行犯はそれぞれ単独だと思うが、計画には他の人間が関与している可能性がある。よく調べている」

   黒木――怨恨と捜査の撹乱「山口剛彦さんか奥さん、もしくは2人に近い人物による個人的な、秘かな怨恨が考えられる。宅配便を装ったり、吉原健二さん宅を襲ったのは、カムフラージュの可能性がある」

   大谷――マニアックな単独犯「山口さんの遺体が発見された夕方に2つ目の犯行を行うのは危険性が高い。2、3日後に行えば完遂できたかもしれない。にもかかわらず夕方にやらざるを得なかったのは、危険をおかしても、テロなんだというメッセージ性を持たすためではないか。年金問題に関心を持って執拗に調べ上げている。義賊ぶって間違えたヒロイックな犯人像が考えられる」

   犯人が捕えられたときに、もう1度、ビデオを見てみたい。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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