「力」がある番組だ テリー「もったいない」けど

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   <テレビウォッチ>TBSの「キミハ・ブレイク」。「バラエティーニュースショー」と銘打っている。20年ぐらい前の「ギミア・ぶれいく」という人気番組のスタイルを取り入れ、今の時代に合わせた新しいものしようという構えのようだ。

   「ギミア・ぶれいく」は、1つの番組に徳川埋蔵金発掘ものやアニメ「笑ゥせぇるすまん」など様々なジャンルを盛り込んで話題になった番組だ。「キミハ・ブレイク」では、「ギミア・ぶれいく」の映像を使いながら、「その後」の現在の映像を交えて見せるなどの手法も取っていた。ひとつの財産といえるアーカイブ映像を「今」と合体させながら使っていくという方向性は間違っていない。こうした動きは、今後ますます増えていくだろう。

   司会をテリー伊藤と鈴木おさむという放送作家が務めている。最初と最後しか出てこなかったけど。ちょっともったいないかな。今回たまたまかもしれないが。

   11月18日の回は、モンスターペアレントものを再現VTRにまとめたものが出てきた。スタジオでは、大竹まことや梅宮辰夫、浅草キッド、室井佑月など辛口の面々が、覆面教師やボカシ入りの母親たちと意見をたたかわせていた。

   「家族会議を開こう!」では、中居正広が話を進めた。8年前の映像を使いながら「ゲイバーを経営するゲイの父親と息子」と、「筋ジス患者の息子と母」の「今」を紹介した。父子は、店もなくなり別々に暮らしていた。42歳の子どもは以前、父に反発していた。が、今回は「たまにはメシでも一緒に」と割とハッピーな線に落ち付いた。母子の方は、25歳の息子の病状が厳しい中、もし死んでしまったらという話になった。母親が抜け殻のようになってしまうのではないか、と心配される中、息子は「息子のために」とこれまで母が磨いてきた料理の腕を生かしてほしい、と母に伝えていた。こちらは、悲しく重い話だった。時間が「傷」を癒してくれる場合もあるし、そうはいかない場合もあるのか、と感じた。

   「バラエティーニュースショー」という感じはあまりしない。何でもアリ、といったところか。ネタによってやり方を変えていくのだろう。こうした手法は、スタッフに力がないとできない。この番組はそうした力があるようだ。

   細かいことを言えば、2時間はちょっと長い気がした。それと、中居正広主演の映画「私は貝になりたい」のCMがやたらと入っていたのが気になった。

      時は酷 癒しもするが 無視もする

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