図々しさはトリプルアクセル級? NHKの「フィギュア」番宣

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「究極の美をめざせ!」(NHK) 2008年11月25日 20時~

   この週末にフィギュアスケート・グランプリシリーズのNHK大会が開かれるので、その露払いで企画された大宣伝番組である。ゴールデンアワーの45分も使って、自局の番宣番組を放送する図々しさはNHKならでは、受信料の無駄遣いである。こんなのはBSでやれ。大会の中継ならば意義があるが、この番組の内容たるや「内容がナイヨウ」の典型だ。
   司会がKYで有名な森中直樹アナウンサー、お相手の荒川静香はいいとして、もう1人呼ばれたのがサラエボなど五輪で2回金メダルを取ったカタリーナ・ビット。確かに彼女のカルメンは見事であったが、所詮は過去の人で、プロに転向してから出演してミソをつけたこともある。日本人選手の名前(例えば中野友加里)も言えないゲストを呼んで何の意味があるのか。それよりも、新採点基準の詳しい説明をクレバーな静香にやらせた方がよほど意味があった。
   今期は高橋大輔が怪我で出られないので、視聴率が心配で煽っているのだろうが、内容を一新した超高難度のフリー演技を磨くために、モスクワで苦労している浅田真央ちゃんを追いかけて、インタビューしていたのは練習妨害も甚だしい。高度な集中力が要求されるフィギュア競技で、いつもカメラや記者が接近するのはやめにしてもらいたい。集中している時に笑顔を作らねばならない選手たちが気の毒である。まして大会が接近した中での密着取材は百害あり。

                        

(黄蘭)

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