2024年 4月 16日 (火)

国谷キャスターの目が潤んだ! 「小児がん」親子の苦悩と実態

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   いつものインスト音楽にのって番組がはじまり、国谷裕子キャスターがVTR前の長いブリーフィングを行う。いつもと同じ展開だが、何かが違う。よく見ると、国谷キャスターの目が潤んでいるのだ。

診断ミス…自分を責める親たち

   今回の放送「知られざる悲劇~小児がん医療を問う~」では、国の進めるガン退治政策から取り残されてしまった小児がんのなかでも死亡率が高く、厳しい状況にあるという小児脳腫瘍を取り上げた。この病気は診断が難しく、標準的な治療方法が確立されていず、専門医も少ない。

   誤った診断、治療によって救えるはずの命が助からなかったり、重い後遺症が残るケースが少なくない、と国谷キャスター。「多くの親たちが『子供のために』と思って行った決断、治療の選択がはたしてよかったのか、と悩み苦しんでいます」。そう聞いただけでは涙のワケが今ひとつよくわからなかったが、番組を見るうちに痛いほどわかってきた。

   「子供」と「脳」という組み合わせのセンシティブさは「その子を助けるための治療によって、障害を抱えることが非常に多い」(北海道大学病院・澤村豊医師)。発達途上の子供には放射線などの影響が強く出るので、化学療法にも細心の注意が必要だ。また繊細な脳の手術は、もし誤れば子供の先の長い人生に影響してくる。治療を選択するのは親であり、何かあれば自分を責めてしまう親もいるだろう。しかも、その選択が誤った診断、治療に基づいたものならば――悲劇は二重、三重にもなってくる。

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