2022年 9月 30日 (金)

「正しい」歴史観と 「正しい」シビリアンコントロール

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   この番組で取り上げられる広範な問題のなかでも、自衛隊の不祥事に対しては、とくに険しい口調で臨むように感じられる国谷裕子キャスター。今回は、その声が真冬の水ように冷たく、厳しい。

「自衛隊や防衛省が見過ごしてきた」

   今回の放送「空幕長論文はこうして発表された」は、田母神俊雄・前航空幕僚長の論文問題を取り上げたもの。田母神前空幕長は、ホテル・不動産事業などを手がけるアパグループが公募した「真の近現代史観」なるテーマの懸賞論文に応募し、見事最優秀賞に輝いた。が、その内容は過去の戦争についての政府見解を大きく逸脱したり、現憲法に強い不満を表明したりするなど、「極めて不適切」なものであった。

   そもそも田母神前空幕長はアパグループの代表と10年来の親交があり、この代表は民間人はまず乗れないはずのF15戦闘機を試乗したりしている――となれば、選考や懸賞論文自体、出来レース的な臭いが感じられ、少なくとも最優秀「論文」のクオリティからすると、残り230通の応募内容がかなり気がかりではある。

   それはともかく、番組や国谷キャスターは、論文そのものよりも、航空自衛隊トップが長年にわたり、独断的な思想信条、歴史観を隊の公式の場で大っぴらに語るばかりか、押しつけるような教育までしており、それを「自衛隊や防衛省が見過ごしてきた」ことを、より問題視しているようだ。

「戦前の反省を踏まえて、自衛隊が守るべきもっとも大切な原則である――(略)シビリアン・コントロールが機能してないのでは、という不安や危機感を社会に与えたのです」(国谷)
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