J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

太田総理と麻生首相 漢字力どっちが上か

   顔が青白く、少しゲッソリとして見える太田光総理(爆笑問題)。だが、一旦小さな国会の壇に上がると、いつものようにマニフェストを元気よく叫んだ。「国会議員に学力テストを実施します!」

田中:太田ソーリも一緒に

   「権力側に対する国民の精一杯の皮肉」(秋野太作・俳優)というこのマニフェスト。そのターゲットは言うまでもなく「みぞうゆう(未曽有)」「はんざつ(頻繁)」「かいが(怪我)」等の漢字が読めない麻生総理だ。小さな国会のソーリは、首相の学力不足に殊の外お腹立ちのようで、番組内でもことあるごとに攻撃してきたのだった。

「なんで私が受けなきゃならないのォ!?」

   「学校出てりゃあ、読める漢字を読めない奴が……」「国民の代表になれるか。なれねーよ!」「(政治家は)『ゆとり教育』が悪いって言ってるじゃないか(それで、その学力かよ)」と今夜も本家顔負けのべらんめえ調で迫るのであった。

   さて、そんな大激論もひとしきり進んだところで、議長役の古市幸子アナが水を向ける。「太田総理、今日はなにか用意してるモノがあるそうですね」

   出演した政治家軍団7人に向かって、「ここで、抜き打ち試験です!」とソーリ。「カンニングしないでくださいよ」と余裕を見せていたが、「太田ソーリも一緒に受けてもらいます」との相方、田中裕二の一言で表情が一変。「うええぇっ! なんで私が受けなきゃならないのォ!?」と、この日一番の不服そうな大声を出した後、「ちょっと待ってよ」と青白い顔色を一気に紅潮させた。

   もちろん台本通りのセリフだったのかもしれないが、その場合はなかなかの演技力だったと言えるだろう。最初に出題されたのは「躊躇」「強面」「モッパラ」「イサギヨク」「ガンチク」といった漢字の読み書きテスト。

   原口一博(民主党)が12問中10問正解でトップ、「さすが安倍総理の家庭教師。東大出身」(田中)の平沢勝栄、大村秀章(ともに自民党)が9問で続く。「これはヒドい」「スタッフも笑わなくなってますよ」(ふかわりょう)と散々だったのは中山泰秀(自民党)。

   12問中なんと2点。「いのぐち(猪口)」「ぼうはん(謀反)」「まつあき(松明)」「こぶんしょ(古文書)」「最原(モッパラ)」「勇儀良(イサギヨク)」「眼蓄(ガンチク)」「補10(ホテン)」etc。アフガニスタンの地図上の位置を答えさせるという次の問題でも、国会議員ではただ1人間違えてしまった。

   さて、肝心のソーリはといえば、読み6問は全問正解で、何とか面目は保ったが、書く方は全滅。「頭乳首(ガンチク)」などメイ回答も目立ち、アフガニスタンも間違えて、中山にお付き合い。

   「(漢字は)ボケたつもりだろうが、それもイマイチ」とナレーターにまで酷評される始末。人を呪って自分の墓穴を掘る格好となってしまったようだ。

ボンド柳生

太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)