2018年 7月 21日 (土)

日本の「危険な」セーフティーネット

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   <テレビウォッチ>NHKスペシャルで「非正規労働者を守れるか」をやっていた。日本の非正規労働者は34.5%という驚くべき数字に達している。雇用保険や健康保険、生活保護などのセーフティーネットがうまく機能しない状態に陥っていることがよく分かった。

   いろいろな企業で派遣切りや内定切りが行われ、ニュースになっている。年を越せないという切迫した状況に急に追い込まれた人たちが相当数にのぼる事態になっている。35歳でくびになった人が出てきたが、雇用保険も生活保護も受けられないという。食べ物も泊まる所も心配しなくてはいけない。

   これは何とかしないとエライことになるな、と感じた。国際競争の生き残りのためには仕方ないとか、非正規雇用を選んだ当人の責任だとかいろいろいう人は確かにいる。しかし、少なくとも、急にクビと言われ寮から追い出される人たちに対し、大変だという共感は持たないといけないと思う。大変だ、では軽すぎるけど、とにかく自分がもしその立場に置かれたらたまったもんじゃないな、という想像力は必要だ。若者から夢と希望を奪っておいて平然としているのはどこか残酷で異常だ。

   ではどうするか。まずは政策的に対処すべきだ。給付金とやらに2兆円も使う金があれば、緊急避難的に職を失った人たちに回すべきだ。内定切りを強引に行う企業に対し、公表などペナルティを課すことなどの検討も必要だ。セーフティーネットがちゃんと機能するよう制度変更も重要になってくるだろう。番組ではオランダの取り組みを紹介していた。正規と非正規と分かれていても同一の仕事なら同一賃金を保証したり、職業訓練を充実させて非正規の人の転職を容易にしたり、日本より数段先にいっているな、という取り組みだった。

      各企業 一皮むけば 浅右衛門

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