「10回連続出場モー娘」抜きの紅白 盛り上げるのはアノ人かそれとも…

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   毎年毎年、「新味がない」との批判がマクラになる紅白歌合戦だが、第59回目の今回は53組中14組が初出場と多いとあって、新味のない新味批判も多少トーンが下がっているようだ。

   しかし、大物アーティストに出演を打診しては袖にされる傾向は今年も健在。交渉が実ったのは初出場のミスチルことMr.Childrenぐらい。ただ、毎年「大物」が出演するのも新味がないのだから、年に1組ぐらいが新味があると言えなくもない。司会は、白組がSMAPの中居正広、紅組が女優の仲間由紀恵のコンビが復活する。

   気になる落選組の筆頭格には「モーニング娘。」が挙げられそうだ。「存在自体に価値がある」というアイドルらしいアイドルの受難時代をしぶとく生きぬき、1998年から10回連続で出場してきたグループがついに陥落である。

   グラビア界の黒船ことリア・ディゾンや、しょこたんこと中川翔子らも姿を消し、今年はアイドル大不況の趣だ。アイドルに該当しそうなのは、Perfumeや羞恥心あたりと言われるが、彼らは「アイドルかどうか」がつねに論議の的になる存在。見方を変えれば、それが今日的なアイドルの姿なのかもしれない。

森進一、レコ大では…

   今年の紅白、最大の話題といえば、やはり森進一の「おふくろさん」になりそうだ。正確に言えば、見所は「歌」そのものではなく、その前。「もう飽きた」「どうでもいい」との声も少なくないが、祭りの中の異例の謝罪会見として、大いなる見せ場となる。

   2006年の紅白で、「おふくろさん」のイントロ中に、森がオリジナルの台詞を入れたことに作詞者の川内康範氏が激怒し、歌唱禁止を通告。今年4月に川内氏が亡くなったあと、秋に遺族と和解し、晴れて川内作品を歌える身分となったのだ。そこで解禁の場は、問題の発端となった紅白になるとも予想されていたが、ここに来て、紅白の(貧弱な)ライバル「レコ大」も絡んできた。

   じつは森は、前日30日の「日本レコード大賞」に出演し、騒動以後、川内作品を初解禁する予定なのだ。ここで「おふくろさん」か、との観測もあったが、最新情報では「花と蝶」になるという。森の両者への気配りなのか――レコ大のビミョーな存在感が浮き彫りになったとも言えそうだが、とにかく2年ぶりに解禁される、あの「おふくろさん」が聴けるのは紅白だけ!となりそうだ。

   紅白というお祭りの場に違和感なきように、いかに生臭い騒動の説明や謝罪をし、涙ながらに熱唱して手打ち感を演出できるか。騒動の経緯説明はNHKアナの総合司会が行うとの見方もあるが、本人が歌への思いや川内氏との「絆」を語らざるをえないというから、これは見逃せない。なお紅白応援隊をつとめる天才テレビ演出家のテリー伊藤は「ボクが(森の代りに)オリジナル台詞を歌う」などとハプニング宣言しており、本番まで予断を許さない情勢が続いている。

   なお、この合戦の模様は当欄にて詳報する予定である。

                                 

ボンド柳生

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