2024年 4月 19日 (金)

箱根駅伝「おさらい」1時間 やり過ぎか「興奮再現」か

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   <テレビウォッチ>2009年の「スッキリ!」のスタートは、箱根駅伝。日テレ開局55年記念の独占中継をフルに生かした……はいいのだが、なんとまるまる1時間2分。優勝した東洋大チーム全員が生出演というご祝儀番組になった。

   確かに今年の「箱根」は面白かった。大手町から箱根・湯本までの217.9キロを5人で走る23チーム。最初のドラマは2区。日大のギタウ・ダニエル(3年)が、自らの持つ15人抜きの記録を破る20人抜きで一気に2位に。

   しかし、もっと早いのがいた。同じ2区で山梨学院大のメクボ・J・モグス(4年)が、2年連続の区間新記録でトップに立った。3区では、北京五輪1万メート

ルの早稲田のエース竹澤健介(4年)が、6位から2位へ。4区で早稲田はトップに出る。

   最大のドラマは箱根の山登りになる5区。ここで東洋大のルーキー柏原竜二(1年)が驚異的な走りで8人抜き、トップとの4分58秒差をひっくり返した。早稲田の三輪真之(4年)は芦ノ湖へのくだりでいったん抜き返したが、最後4キロで柏原が再び抜き返し、往路を制した。

   東洋大はむろん初勝利。柏原はまた、かつて「山の神」と呼ばれた今井正人(順天堂大)がもつ区間記録を47秒も上回る好走だった。ニューヒーローの誕生だ。

   加藤浩次が、「すごいレースでしたね」

   テリー伊藤も、「日本中だれも思わなかった」

   スタジオにはその東洋大の佐藤尚監督以下の選手たちがズラリ。実は東洋大は復路も制して総合優勝をはたしたのだが、番組のVTRはまだ半分だ。

   加藤が柏原に「最高だったでしょ」ときくと、柏原は、「これが最高だったら、これから続かないので」(笑い)「悪い質問しました」と加藤(爆笑)。

   「監督の指示は?」(テリー)

   「はじめはゆっくりで、山へかかったらいけと。すこし早かったですね」(佐藤監督)

   加藤が柏原に「どんどんいこうと思ってた?」

   「その時点でシカトして……」(爆笑)

   「夢をみたんだって?」(テリー)

   「元日に、78分で往路優勝している夢をみました」

   ゲストの瀬古利彦が、その秘密を「トップスピードの維持」といった。「監督の指示を無視してもいくスピード。中継車が見えたとき、5分もあったのに? とびっくりした」と。

   往路優勝のあと、1月3日のスポーツ紙はなお、「総合は早稲田」との見方だった。

   佐藤監督も、「選手の力は、間違いなく早稲田の方が上です。ただ、駅伝なんでね」

   ということで、なお早稲田有利なのかどうかで、復路のVTRが延々と展開。早稲田と東洋大の抜きつ抜かれつのデッドヒート。7区までリードしていた早稲田を8区で逆転。9、10区とさらに引き離して総合優勝となる。スター選手を擁する早稲田は2年連続2位となった。

   まだまだドラマはあったが、勝谷誠彦が、「いつもは見ているうちに寝ちゃったりするんだが、今年は違った」と。確かにそうだった。瀬古も「本当に興奮しました」

   で、選手たちにいま言いたいことを書いてもらったら……

   「あびるようにビールを飲みたい」「普通に歩きたい」「静かなところにいきたい」「正月のバーゲンにいきたい」……テリーが「みんなかっこいいからもてるよ」

文   ヤンヤン
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