意外と見応え 真っ直ぐなメッセージ(劇場版MAJOR 友情の一球)

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(C)2008 満田拓也/劇場版「MAJOR」製作委員会
(C)2008 満田拓也/劇場版「MAJOR」製作委員会

   <劇場版MAJOR 友情の一球>現在『週刊少年サンデー』にて連載中であり、NHKでアニメ放送もされている満田拓也原作の野球マンガの劇場版。プロ野球選手の父を持つ少年・吾郎が、家族・仲間・ライバルといった周囲の人たちの存在によって困難を乗り越え、夢に向かって成長していく物語である。

   原作はすでに長期に渡って連載され、アニメも第5シリーズにまで突入しているが、この劇場版は一つの作品として見ても十分に理解でき、なおかつ見応えがある。アニメならではのアップテンポが良く、最後まで飽きずに見ることができる。少年マンガが原作らしい真っ直ぐなメッセージも説教臭くなくて共感する。

   とはいえ物語の所々に少し大げさと感じる箇所が無くはない。主人公の吾郎はプロもビックリな豪速球を投げ、肩を壊しても投げ続ける不屈の精神力。とても小学生とは思えないが、全体を通して見ると少しありえないくらいの話を入れた方が、アニメとしては盛り上がりがあって丁度良い。むしろ試合のシーンになると違和感がなく迫力が増す。

   内容自体は王道の展開だが、親子の絆の描き方が丁寧だ。吾郎の両親はともに義父義母で、家庭環境が複雑であるために両親とぶつかるが、吾郎の父:茂野英毅は親として精一杯に吾郎を支え、ときには野球選手としてアドバイスをする。映画の後半、河川敷で吾郎の今後の野球人生について父子2人で話し合っているのが印象的だ。

   ちょっとクサいが、どんなときでもあきらめないこと。そして仲間や両親の大切さをあらためて教えてくれる映画である。こういう題材を描くには実写映画よりもアニメの方が向いているかもしれない。

ジャナ専 巴麻衣

   オススメ度☆☆☆☆

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日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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