「民芸品」のルーツとは? その「美」に迫る
2009年01月14日06時00分

(c)NHK
谷啓がナビゲーターをつとめる美術番組「美の壺」。今回のテーマは、「民芸の美」。
地方の懐かしい手作り品だと思われている民芸品。だが、「民芸」という言葉は、明治から昭和にかけて活躍した宗教哲学者、柳宗悦(むねよし)が大正時代に生み出した造語だという。「民衆的工芸品」の略で、柳は、民衆の生活で日常的に使われる工芸品の中に美が潜んでいることに気付き、後世にも大きな影響を残す独自の美学を打ち立てた。
番組では、民芸品のルーツを辿りながら、柳がいかにして民芸品に美を見出していったのかに迫る。
※美の壺