モンテカルロのカジノ 不況の影響はあるのか

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「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ) 2009年1月10日 8時~

   司会の辛坊治郎は明るくてユーモラスなのに、頭の回転の速さと突っ込みの鋭さで業界一の資質の持ち主だと筆者は思っている。今回はそれに加えて、新年らしい大型企画。上海の492mもの超高層ビルからの生中継と、パリの特派員は世界的不況の中のモンテカルロ事情を取材した。高級ブランド店でも客足が落ちていて、店にルーレット台を持ち込んで遊ばせてまで客集めをしているとか。
   筆者もかつてここのカジノで遊んだ経験があるが、ニースの怖さを知る者には、ずっと観光化されていて安心して遊べた。ニースは恐ろしい。非合法の汚い金を合法的にギャンブルで捨てにくるところなので、ディーラーたちもいつ何時飛び道具を懐から出してくるかわからない様子だった。加えて店とツーカーな感じの中国マフィアらしい複数の男たちが、どこからともなく現われて監視している雰囲気があった。ニースに比べればモナコは可愛いものである。
   ユーロ圏はアメリカより不況の落ち込みが弱いと思われがちだが、実は悩みも多い。ユーロ参加国の数が多いから、夫々の国の法律的枷があって、不況対策のために非常召集を迅速にやっても、その後の足並みがなかなか揃わないのだそうだ。モンテカルロでは、1時席巻したロシアやインドの客が減り、ダサい恰好の中国人らしき観光客が大勢映っていたが、いずれにしても金持ちたちの遊び場までが、今回の世界的不況には参っているということだろう。

(黄蘭)

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