就任式のオバマVSブッシュ ネクタイに隠された真意

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   <テレビウォッチ> 世界中が注目するオバマ米大統領の就任演説が、凍てつく寒気の中で行われた。2つの戦争と疲弊した経済、100年に1度の危機にあるアメリカを彼はどう導こうとしているのか……

残念だったのは…

   「我々は恐怖より希望を、対立と不和より目的を共有することを選ぶために集まった。我々は立ち上がり、アメリカを再生しようではないか」。オバマ大統領が冒頭から熱弁をふるって訴えたのは「団結」だった。

   番組では、アメリカの事情に詳しい評論家の冷泉彰彦が次のような感想を。

   「これまでのオバマ流とはちょっと違った。すごく緊張していたし、ものすごく厳粛だった。若手の熱血教師がいきなり校長先生になってこの学校を建て直すから、お前らも勉強しろよ、スポーツで優勝しろよといっているような感じでしたね」

   「とくに民主党色、共和党色を乗り越えていこうと、本気でやっているなという印象を感じた。その一つはネクタイ。民主党のオバマ大統領が赤(共和党のシンボルカラー)のネクタイ、共和党のブッシュ前大統領が青(民主党のシンボルカラー)のネクタイ。あれは話し合ってますよ。中道路線で行くのでしょうね」

   一方、ジャーナリストの鳥越俊太郎は「経済について『ひどく疲弊している』と、ピシッと言っていた。『一部の者の強欲と無責任の結果であり……』とも言った。あれは強欲資本主義を指したと思うのですが、そこを指摘して『埃を落として取りかかりたい』と前向きなところがあった」と。

   ただ鳥越は「残念だったのは……」と次のような注文も。「イラク戦争は間違っていたわけで、アメリカの、国の代表として謝罪をどこかに入れてほしかった。ブッシュさんが目の前にいたから……」。

   演説は19分間続いたが、傷ついたアメリカの威信は団結で取り戻せるという自信、それを熱っぽく語る誠実さが感じられた就任演説だった。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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