売れる高級化粧品と孫子の兵法 「敵を知り己を知れば…」

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   1万円の石鹸に、2万円の化粧水、乳液は3万円で、最後の仕上げ、クリームは12万円!!

   不況の嵐が吹き荒れる昨今、不況をものともせず成長を続ける市場がある。

   それが、高級化粧品市場。いつの時代も、不況時に影響を受けないのが医薬品や化粧品分野。だが12万円のクリームとは驚き。そんなクリーム使ったら、自分の肌にもったいない! そもそも12万円をかけられるような肌ではない……な~んて私は思ってしまう。

   高級化粧品には手を出せない私だが、手を出す気持ちはよくわかる。多くの女性の場合、仕事が忙しく夢中になって取り組めば取り組むほど、肌が荒れたり、ホルモンバランスが不安定になりがち。

仕事で「ボロボロ」 男と女の違い

   だが、同じように男性がボロボロになっていても、「仕事が忙しくて大変ね、御苦労さま」と、半ば賞賛的な言葉を他人からかけられる。

   女性の場合は「仕事が忙しくて大変ね。大丈夫?」と体調を気遣ってもらえる。だが、気遣ってもらいつつも、「ボロボロになって、女性として見ることはできない」という意味合いが裏には込められている。

   そんなときに、高級化粧品に助けを求めたくなる。お金をかけているんだから、キレイになるに違いない! と女性たちは自己暗示をかけながら、高級化粧品に変える自分に満足する。この相乗効果で、肌は回復してくれるのかもしれない。

   そして、セルフケアをして自己満足に浸る以外にも、高級化粧品に手を出すには理由がありそうだ。

   それは……

「他の女性よりも、キレイでいたい」
「髪の毛振り乱して仕事していると思われたくない」……

という気持ちに高級というフレーズで、しっかり答えてくれるところだ。どれだけ男性と仕事で肩を並べて競い合っていても、女性同士のライバル心、見栄といったら……。

   高級化粧品で差別化はできなくても、他の女性よりもキレイでいたいという気持ちは、職場の女性たちを見まわしてみたら一目瞭然だ。

「その服、すごい可愛くない? どこで買ったの?」
「髪の毛、サラサラで光ってない? 何を使ったの?」
「今日のネイル、かわいい~。どこでやってもらったの?」

   情報交換に思える女性たちの会話。この会話から読み取れるのは、他の女性から美容やファッションに関する情報を聞き出し、対策を練る女性心理だ。

   まさに他の女性の傾向を知って、己の対策をする。なぜなら、他の女性たちが美しく見えたのであれば、彼女たちが使っているグッズを知りたい。そして、彼女たちよりも美しく自分が見えるように工作を案じたい。

   他人と比較するなとはよく言われる言葉だが、どうしても他人と比べてしまいたくなる。だって、それはより彼女たちよりも美しくなりたいんだもの。

   なんたって、見た目で判断されるのがほとんどの世の中なのですから。

モジョっこ

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