2024年 4月 25日 (木)

融資詐欺犯に電凸 「詐欺なのか?」「そうですよ」

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   <テレビウォッチ>「あんた詐欺やってるの?」「そうですよ」「けっこう引っ掛かりますか?」「まあ まあです」

捜査できる

   不況のさなか資金繰りに苦しむ中小零細業者につけ込んだ「貸します詐欺」を直撃した電話のやり取りだ。

   大阪府の中小企業経営者あてに送られてきた1枚のチラシ。そこに書かれた文言は……

   「実質年利14.68%~1.89%!! 『おかげさまで15周年キャンペーン』中小企業、個人事業主支援! もちろん個人の方でも。融資を断られた方50万~5000万TEL『0120 ……』」

   この経営者は、100万円の融資を申し込もうと連絡したところ、契約書が送られてきた。気になったのは「遅延充当金証明書」とか言って、10万円の支払いを要求してきたこと。

   不審に思って尋ねると、初回の返済が遅れた場合のために預託するのだという。経営者は申し込みをやめ、詐欺に被害に遭わずに済んだという。

   詐欺事件を追っているジャーナリストがチラシに書かれた東京台東区上野の住所に行ってみると、まったくのデタラメ。で、チラシの電話番号に掛ける、と出てきたのが冒頭の男だった。やり取りを再現すると……

Q「住所のところまで来ていますが、会社ないですよ?」A「ないですね~」
Q「早い話、詐欺やってるのですか?」A「そうですね」
Q「けっこう引っ掛かりますか?」A「まあ まあーですね」
Q「目的は?」A「私たちの生活するためのお金を集めるため」
Q「お名前は?」A「偽名の方がいい、本名の方がいいですか?」
Q「本名を」A「じゃ ○○と申します」

   チラシに書かれた関東財務局の登録番号から、この男は、「融資保険詐欺」で、悪質な貸金業者として公開されていることが分かった。

   このやり取りには赤江珠緒もビックリ、「悪気はないのか、普通の対応していますね~」と。小木アナも「どっかで足がつくことないんですか? 捕まえられないんですかね~」。

   弁護士の大澤孝征は「あります。金を振り込ませているわけですから、警察がその気になれば、その1点で捜査できる」ときっぱり。

   一時下火になっていたこの手の詐欺が、不況の最中に急増し始めているという。警察もはやく「その気」になって欲しいものだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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