「1軒だけの鍛冶屋」から見える 山里の暮らしの今
2009年01月28日06時00分

(c)NHK
現代日本の中で、伝統を守りつつ、生まれ育った村で生き続ける人々を見つめるドキュメンタリー番組「こんなステキなにっぽんが」。今回は、広島県の安芸太田町で鍛冶屋を営む河野利治(77)にスポットを当てる。
安芸太田町の加計地区にはかつては鍛冶屋が5軒あったというが、今は河野1人だけがクワやスキなどの農具作りをしているという。使う人の好みに応じて、刃の太さや柄との角度などを調整し、農家の人たちが使いやすい農具を作り続けてきた、と河野は話す。
番組では、河野の腕を信じる農家の人々と、自分を必要としている農家の人たちのために鍛冶仕事を続ける河野の姿を通じて山里の暮らしぶりを追う。
※こんなステキなにっぽんが