夢か「家族支える仕事」か ミャンマー野球青年の苦悩
2009年01月30日06時00分

(c)NHK
夢に向かって奮闘するアジアの若者たちの姿を描くドキュメンタリー番組「アジアンスマイル」。今回は、ミャンマーで野球ナショナルチームに所属する青年たちに密着取材する。
ミャンマーの代表チームの結成は約8年前。12人のメンバーが、雑草に覆われたグラウンドで、日本から寄付された道具を使い野球に取り組んでいるという。エースのヤンパイン(18)とライバル投手のゾーゾー(18)はそれぞれ、「海外でプロとしてプレイする」、「大学に行き建築士になる」という夢を持つ。しかし、失業率の高いミャンマーでは、早く定職に就き「家族の生活を支えること」も彼らの大事な役目だ。
番組では、「夢」と「生活」の両立に悩みながら、目標に向かっていく青年たちの姿を描く。