女子ファッションの目的 「男子目線どうでもいい」説

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「こんなのって、関係ないんだよね~」

   男友達と電車に乗っていた時のこと、彼はあるものを指さしながらこう言った。

   それは、雑誌の中吊り広告。

   頭上に目をやれば、春夏最新ファッション特集の雑誌広告がワンサカ。

   どれも『流行るからコレ買って~!』と読者の消費心理を刺激するものばかり。

   最新ファッション特集の中でも、読者にわかりやすく説明してくれるのが、

『マストバイアイテム100連発!』『売り切れ確実! 春夏最新アイテム』
『春夏モテ服オンパレード! これ買わなきゃ何買うの?』

といった類いのもの。

読むだけで気分はウキウキ!

   どんなモノを買えば、春夏のオシャレリーダーの仲間入りになれるかを懇切丁寧に魅力的なキャッチコピーとともに教えてくれる。中吊りを読むだけで、気分はウキウキ! 次は何を買おうかと、私の頭の中で既に計画が始まった。

   そんな時、隣にいた男友達がこう言ったのだ。

「こんなの、男にとっては関係ない」
「何? せっかく人がいい気分で妄想しているのに、水を差さないでくれる?」
「最新アイテムを身にまとっていたらそれでモテる! とか、カワイくなれる! と女の子は思っているけど違うんだよね。男はそうじゃないんだな~」

   カチンときた。

「だってぇ、今年の春夏はどんな洋服着ようかな~とか、カワイイもの見てるだけでもうれしいじゃん! 女子の気分を下げないでよ!」
「そういうワケじゃないよ。男は流行アイテムでキメすぎ女の子は好きじゃない。男が好きなのはさ、ジャージ姿でもセクシーな子。ノーメイクで見せるふとした表情とかもそそられる。飾っていない時に見えた美しさが、愛おしさに変わっていくんだよ。わかる?」

   ……ナニソレ。……もう一度言う、ナニソレ……ナニソレ……

   今まで目を光らせていた雑誌コピーが、急に霞んだような錯覚にとらわれる。男子にとって、女子が頑張って手に入れたモノや好きなものは、どーでもいいってこと? いくらカワイイお洋服でキメて最新メイクをしても興味ないの!?

   女子と男子のギャップにいささかショック。

   しかしだ! 女子には女子の言い分がある。ファッションにはセルフセラピー効果があるじゃないか!! 流行アイテムを手にすると気分はアゲアゲ、恋だってしたくなる。ファッションは女子の精神衛生をよくする薬のような存在だ。

   それでいいじゃない! 何が悪い! と再び彼にたてつく私。

   すると、彼はコートの上から私の腰の肉を掴んでこう言った。

「まぁ、男のためには足し算よりも引き算だな。体つき肉付きに気をつけな!」

   キィィ~! イラついた! このイラツキを解消する精神衛生剤が必要だ。

   まずはと。次の駅に着いたら彼と別れて、本屋に直行! そして、女性誌をチェックしに行くとしますか。

モジョっこ

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