2024年 4月 21日 (日)

「今度は逮捕されたんですよ」 大麻処分「前例踏襲」に異議

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   <テレビウォッチ>大麻所持の疑いで現行犯逮捕された大相撲・十両の若麒麟真一容疑者(25)。日本相撲協会が出した『解雇処分』に、番組が協会に突きつけた評価は「身内に甘過ぎる処分」だった。

前日に初めてと…

   処分は、最も重い『除名』に次ぐ『解雇』で、退職金(若麒麟の場合は約500万円)が支払われる。その理由について武蔵川理事長は「25歳と若く第2の人生を考えれば除名はかわいそうではないか、となった」という。

   一方、若麒麟容疑者の師匠である尾車親方が『委員』から『年寄』に2階級の降格処分となったほかは、武蔵川理事長ら協会幹部の処分は一切なかった。ちなみに『委員』は月給103万円、『年寄』は87万5000円という。

   ところが、2月2日の協会の理事会ではこの最中、非常識な人事も行われた。

   元若ノ鵬の大麻事件で『理事』を辞任し、『委員』に2階級降格された師匠の間垣親方が『役員待遇』に、元露鵬の師匠で『年寄』に降格された大嶽親方も『主任』に。わずか半年足らずで、それぞれ1階級昇格した。

   で、この処分に対する反応は、まず再発防止検討委員会の委員であるやくみつる(漫画家)は「当然、除名と思っていた。あそこで理事長の口から『かわいそう』という言葉が出るとは思いませんでしたね。むしろ、『あの年になって』と言うべきところで……」。

   相撲ジャーナリストの中澤潔も「身内にあまいの一言に尽きる」と。

   そして若麒麟容疑者の父親は「『除名』も当たり前と思っていましたがねー」、尾車親方ですら、「『除名』については?」の問いに「やむを得ないと思っていました」。

   身内ですら「『除名』やむなし」一色。ではスタジオのコメンテーターの反応は……

   評論家の宮崎哲哉は「前例を踏襲したというが、元露鵬も元白露山も、検査で吸引の可能性が高いとされて『解雇』、逮捕されていません。

   今回はあれだけの騒ぎの中で、まだやっていて逮捕されている。もっと重い処分でしかるべき。この差はどうなっているのか。監事に元警視総監までいるのにこの段差はおかしい」。

   さらにテリー伊藤は「逮捕に前日に初めてやったと供述しているが、嘘をついていると思う。仮に今後の取り調べで以前からやっていたことが分かった場合、検査で『グレー』とか言うのが、実は『陽性』だったことになる」と。

   協会は本心から、再起を図る覚悟があるのかどうか……街の声も「国技なんて言えないよ」「サラリーマンなら退職金なしですよ」と、身内の甘い処分に批判噴出。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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