「火事の死者」日本は本気で減らす気あるの? 警報器の「死角」

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   <テレビウォッチ>正月から富山で6人、愛知で8人、新潟で4人など住宅火災での死者が出ている。きょう(2月4日)未明にも神奈川で2人……逃げ遅れ(死因の63.9%)を防ぐ決め手のひとつが、火災警報器だが、これに意外な盲点があった。

盲点を考えてほしい

   6人が死んだ富山の例、実は火災警報機はついていた。それがどうやら聞こえなかったというのだ。そこで、田中大貴が試してみた。

   ある2階建て住宅の台所で警報器を鳴らす。1階の奥の部屋ではかろうじて聞こえたが、2階の子ども部屋では、ほとんど聞こえない。「寝ていたらダメですね。逃げ遅れる可能性が大きい」と田中。

   火災警報器では先進国のアメリカでは、20年前から住宅への設置が義務づけられて、現在普及率が94%。その結果、住宅火災の死者は、20年前の5800人から2800人に減ったという。

   これが日本では都道府県ごとの取り組みで、まだ普及率35%。東京都は2010年からだ。しかも取り付け方も、台所か寝室か、他の部屋をどうするか、また単独警報器か複数連動警報器か、指導もまちまち。取り付け方によっては、富山でのような悲劇が繰り返されるおそれもある。

   警報器の音量は80デシベルで、大型幹線道路の騒音と同じくらいだが、単独型の場合、部屋数が多い家や高齢者(耳が遠い)など注意が必要という。むろん連動型がいいのだが、単価が約6000円(1個、単独型は4000円)と高いのもネックだ。

   小倉智昭は「住宅だと50デシベルだって聞こえると思うが、テレビをつけているとたちまち聞こえなくなる」

   高木美保が「もっと音を大きくできないんですか。隣に聞こえても、火事なんだからかまわない」

   田中は、「インターフォンの70デシベルが基準なので、それを変えるのも課題になっている」

   高木は「その音は、うちの近所の鳥の声と同じなので間違えます、私は」と音質にクレーム。

   デーブ・スペクターは、「日本でこれだけ火事があるのに、どうして消極的なのか不思議。アメリカでも、普及率100%近くても、30%はバッテリーがあがってるという指摘がある」

   小倉は、「音を大きくすると4000円より高くなるんじゃないか」

   田中は「地域でまとめて大量に買うと安くなる。また、高齢者にはお金を渡して、というところもある」

   小倉も、「沢山つけると保険金が安くなるなんて話きかないね。そういう点も含めて、盲点を考えてほしい」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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