カップル変死事件と「M氏」 マスコミ「捜査」の力量は

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   <テレビウォッチ> 2002年10月に長野県塩尻市の河川敷で起きたカップル変死事件。警察は、いまだ事件、無理心中の両面で捜査中だというが、この事件関連の民事裁判では「殺人事件」と認定されている。

探せば見つかる

   番組の「真相の深層」コーナーは、この事件を追い続けている。正確に言うなら、このコーナーは「真相の周辺」である。真相の周りをぐるぐる回り、怪しい怪しいと吠えたてるのだ。

   番組は死亡した男性の隣人で、男性と親しい付き合いがあったM氏が「事件のカギを握る」と言い続ける。男性に怪しげな中古車販売ビジネスやネットワークビジネスを持ちかけ、実際に行い、カネも借りていて、金銭トラブルがあった「らしい」。

   またM氏は事件当日当時刻のアリバイ偽装を、知人に依頼していたという。アリバイ偽装の依頼と「殺人犯」であることは直結はしないが、これも怪しい。

   ところで、9割方まで以前の焼き直しだった今回の放送で、はじめて明かされた驚きの事実があるという。それはM氏が知人と会話したときの肉声テープだ。

   M氏が語るところでは、M氏は事件後の2、3か月間、警察から厳しい取り調べを受けた。その後、「逃亡」し、偽名を使って仕事をしていたが、仕事先に警察が確認に来るなどして居づらくなり、居所を転々としながら生活していると語っている。

   結論は今回も「M氏が潔白なら、我々の疑問に答えるべきだ」(意訳)。しかし、M氏は「行方をくらましてるというが、それなりに探せば見つかる」(山口一臣・週刊朝日編集長)状態。自ら居所を突き止めて、得意の直撃取材でもすべきなのかもだ。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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