テレビ報道への批判・提言 コメンテーターにできるのか

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「開局50周年特別番組 ニュースの記憶」(テレビ朝日) 2009年2月1日 14時5分~

   50周年記念番組の中のニュース総ざらえである。司会が渡辺宜嗣と大下容子、コメントマンが鳥越俊太郎、テリー伊藤、姜尚中、天野祐吉。要するにこの50年間にテレ朝がニュースステーションなどで撮った現場映像を見ながら、ああだこうだと語り合って、長時間(3時間以上)を過ごそうというわけだ。ちょっと小意地悪く言えば、アーカイブス映像に意味づけをするのである。
   筆者が疑問に思うのは、テレビに出まくってテレビ局からギャラを沢山貰っているこの人たちが、50年のテレビ報道への批判も辛口の提言も言えるはずがないにもかかわらず、司会者は有難そうに拝聴するのである。当然コメンテーターの発言は優等生的で当たらず触らず、面白くもおかしくもない。時間の無駄である。
   唯一、「朝まで生テレビ」の、当時はタブーだった天皇制に触れた部分で、若かりし舛添要一と猪瀬直樹の2人に、因果を含めて「天皇制を取り上げろ」と根回ししてあった話だけがサビの部分だった。舛添も猪瀬も髪は黒々若くて、午前4時の人・大島渚はやっぱり怒鳴っていて、病で倒れる前の栗本慎一郎は憤然と席を立ち…。下らんゲストの話などより、この「朝まで」お宝映像をもっと長く映したほうがよほど面白かったのに。最後に古館伊知郎が出てきてインタビューに答え、相変わらずの性善説ぶりを発揮したが、今はそんな時代ではない。この人はつくづく成長しない男である。

(黄蘭)

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