2024年 4月 18日 (木)

「元本保証」信じた方も悪いのか 「女相場師」逮捕

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   <テレビウォッチ>「関西一の女相場師」の異名で呼ばれ、行方をくらましていた主婦が2月6日、大阪府警に出資法違反容疑で逮捕された。

加藤:何がビックリしたかと…

   元本保証、月2%~5%の配当を約束して知人など約200人から18億円以上の資金を集めていたが、もし100年に1度の金融危機がなかったら、『異名』通りの相場師だったかも……

   逮捕されたのは岩田矩子容疑者(54)。1月25日夜から家族ともども夜逃げ同然に姿をくらましていたが、逃亡中、出資者あてに送った謝罪メールには「皆いい人ばかりで、誰も裏切りたくはなかった。私はほんまにあほやった」。

   岩田容疑者は、10年ほど前から元本保証、月2%~5%の配当を約束し資金を集め、インターネットで運用していたという。

   運用先は、主に「日経225」。少ない資金で多額が動くハイリスク・ハイリターンの株取引だといい、

   昨年のリーマンショックまではかなりの実績を上げていたようで、「配当はきちんとしていました、ずーっと」(被害にあった出資者)、「月2%~3%の配当ですから、銀行では考えられない配当でした」(同)という。

   借りに、500万円の資金に対し月2%の配当なら毎月10万円が入ってくる勘定になる。しかも元本保証……

   しかし、リーマンショックに端を発した金融危機を契機に運用が行き詰った。出資者たちも心配したらしい。「12月に事務所に行ったが、パソコンにカバーが掛かっていて、おかしいなーと……」、「9-10月に何度も大丈夫ですか? と声をかけたが『絶好調』と言っていた」という。

   ところが岩田容疑者は、行き詰った最中にも10月以降さらに2億円の出資金を集めており、出資者への配当に回していた疑いがもたれている。

   調べに対し岩田容疑者は「元本を保証することが、出資法違反になるとは知らなかった」と話しているというが、実績はあるとはいえ、これで「関西一の相場師」というのも呆れるし、虎の子を預ける方も??

   司会の加藤浩次が「何がビックリしたかといったらいち主婦がですよ、200人から18億円集めたというのがすごい」。

   テリー伊藤も「10年間ずっとやっていたんでしょ、9年間は全く上手くいっていたというのがすごい」。

   スゴイ、スゴイの連発だが、テリーは出資者に対しては「自分の方から運用を頼んだ人もいたと思う。もう少し冷静に判断してもらいたかった。株取引に元本保証などあり得ないですよ」と。

   元本保証などあり得ないのを承知で、資金を預けたのだろうから、責任の一端は被害者にもある。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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