「法医学生」瑛太、石原さとみ その不可思議な「行動力」

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「ヴォイス~命なき者の声~」(フジテレビ) 2009年2月9日 21時~

   かの「月9」枠である。局の肝煎りドラマであるはずだが、初回は週刊文春にキツーイ批判記事を書かれた。謎解きのネタがチャンチャラおかしいというのである。大学の法医学教室に学ぶ若い学生たちが、死体から小さなヒントを見つけて、その人の死因や生前の生活まで類推する話なのだが、確かに回によってバラツキがある。
   アメリカのドラマで大ヒットした「CSIマイアミ」や「CSIニューヨーク」などがあり、これらは死体から事件の真相を分析して解決する内容で、このCSI日本版を目指しているのかもしれない。だが、CSIは正視するに堪えない死体の映像があったりするので、こちら版は、若者たちのほのぼのやり取りを加えて、のどかになった分だけ事件展開の迫力は減じた。
   久しぶりの矢田亜希子が指導教官の1人として出ていて、理系助手にこんなのがいるかいと疑問に思う。学生では、出ずっぱり人気者の瑛太、生田斗真、石原さとみらがメインで、悪いがこの人たちが理系の秀才にはどうしても見えない。まあ、それは置いといて。
   法医学教室の話だとすると、警察から回されてきた不審な遺体の解剖で死因を医学的に突き止めたりするものだと思うが、このドラマは違う。学生たちが遺族に会ったり、死体についていた葉っぱから予想した現場に出かけたり、まるで法医学生ではなく刑事か探偵のような行動力(?)を発揮する。脚本(金子茂樹)がイマイチ。

(黄蘭)

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